2011年08月12日 11:39 公開

コーンスープ

食物アレルギー〜牛乳アレルギーの人の食事〜

 アレルギーの人の献立を作成する際には,個々人の症状の経過に対応し,慎重に行うことが大切です。以下の点に留意しましょう。

 (1)アレルゲンを除去し,代替した食品で栄養素バランスを取る(2)1日の摂取食品数を多くし,特に同じ蛋白質食品を一度に多く食べたり,続けて食べたりしないようにする(3)食品が制限される場合は,献立が単調になりがちなので,嗜好を取り入れて献立に変化をつける(4)鮮度の良い食材を使用する(特に魚は鮮度が落ちると魚肉中にヒスタミンを形成し,魚油は酸化されやすいため,アレルギーを起こしやすい)(5)加工食品は食品添加物を多く含むものが多く,使用材料が明らかでないものが多いため,できるだけ避ける(6)病者用特別用途食品(アレルゲン疾患用食品や低アレルギー食品など)を活用する(7)鮮度の良くない油脂の摂取は控えめにする(酸化した油脂は蛋白質と結合してアレルギーを起こしやすいため)(8)アレルギー発作は消化器や呼吸器症状を伴う場合が多く,症状が重篤な場合は食欲が減退しているので,水分補給を十分に行う。食事は1回量を減らし,回数を増やして胃に負担がかからないようにする。

 また調理上の留意点としては,以下のようなことが挙げられます。

 (1)調理器具や食器からアレルゲンが混入しないようにする(2)原則として加熱調理する。一般に食品は加熱することで抗原活性が低下する(3)調味料は塩,砂糖,酢を基本に使用する。みそ,しょうゆ(大豆アレルギー),マヨネーズ(卵アレルギー)の使用には注意し,市販の合成,調合調味料は避ける(4)野菜はあくの強いものは避けるか,十分にあく抜きする。肉類のあくも丁寧に除去する。

材料(2人分)・栄養成分表示(合計)

玉ネギ 30g
ジャガイモ 60g
大さじ1/2
スープの素 小さじ1/4
1と1/2カップ
クリームコーン缶 80g
小さじ1/6
パセリ 少々
栄養成分表示(1食合計)
エネルギー 91kcal
タンパク質 1.3g
脂質 3.3g
塩分 1.0g

作り方

  1. 玉ネギは薄く切り,ジャガイモはいちょう切りにする。 
  2. 鍋に油を温め,玉ネギを炒め,しんなりしたら水,スープの素,ジャガイモを加える。煮立ったら火を弱めて2〜3分煮,クリームコーン,塩を入れてジャガイモが柔らかくなるまで煮る。 
  3. 器に盛り,パセリのみじん切りを散らす。

宗像 伸子(むなかた のぶこ)

 (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院および半蔵門病院で管理栄養士として長年勤務。病院・クリニック・銀行のコンサルタント,東京家政学院大学客員教授のほか,生活習慣病予防を考える料理サロンを開催するなど多方面で活動。