2011年11月21日 15:07 公開

子供のドライアイを防ぐ5つのポイント

ゲームやパソコンの普及で増加

 ゲーム機やパソコンなどが普及した影響で、子供にも目の乾きを訴えるドライアイが増えている。特に空気が乾燥する冬季は、ドライアイが発症して悪化しやすい時期。東京医科大学病院眼科の森秀樹講師は「子供は症状を自覚しにくいので親が気を付けてほしい」と注意を呼び掛けた上で、「テレビやテレビゲーム、パソコンなどの画像を見るときは一点を凝視しない」など5つの予防法を紹介している。

学業に支障、精神的にも悪影響

 子供のドライアイにも成人と同様に目の乾きや違和感、かゆみなどいろいろな症状が見られる。ひどい場合は、休憩を取っても疲れ目が残る眼精疲労と重なり、肩凝りや頭痛を併発する。

 「ドライアイの人の60%前後に眼精疲労が見られます。いずれも目の酷使が大きな原因ですが、子供の場合は成長過程にあるため、見逃していると学業に支障を来し、精神的にも悪影響を受ける可能性があります。早期に発見するには、やはり親の注意が必要です」(森講師)

 実際、(1)まばたきが多くなった、(2)目をこする、(3)目が充血している、(4)目つきが悪くなった―などの変化が子供に起こり、親が気付くケースが多い。

 「こうした変化に気付いたときは、念のため眼科を受診した方がいいでしょう。眼精疲労は、左右の目の屈折が違う不同視や軽い斜視が原因のケースもあり、その場合は原因に応じた治療が必要になります」(森講師)

子供との会話を

 一方、ドライアイの治療では防腐剤の含まれない人工涙液を用いる。そして目を酷使しないような日常的なケアが重視される。具体的には次のような点に留意するとよい。

  1. テレビやテレビゲーム、パソコンなどの画像を見るときは一点を凝視しない
  2. 画面を1時間見たら10分は目を休める
  3. 室内が乾燥しないように加湿器などで適正な湿度を保つ
  4. 暖房機の温風にさらされると目が乾きやすくなるので、直接受けない
  5. 緊張すると目を見開いた状態になって乾燥しやすいのでリラックスする

こうした日常のケアは、ドライアイの予防にもつながる。

 森講師は「子供はストレスがあってもあまり表面に出さないので、日ごろから親が子供とよく会話し、リラックスできる時間をつくってあげてください」と話している。

2008年12月取材(記事内容、医師の所属・肩書きは取材当時のもの)

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