2011年12月13日 12:00 公開

焼酎だと二日酔いしにくい?

 私は日本酒やウィスキーを飲むと翌日二日酔いで苦しみます。 焼酎だと比較的残らない気がするのですがお酒の種類で変わるものなのでしょうか。

太郎(男性 50代)

お酒の種類で酔い方が変わることはありません。

 酔い方は摂取したアルコールの量に比例します。お酒には、沢山の種類があり、それぞれアルコール度数が異なります。味わいにより飲むペースが変わるので、酔い方にもさまざまな差は出ますが、最終的には摂取したアルコールの量で酔い具合は決まります。

 いつも飲んでいるお酒なら自分の適量が分かっているのでペースを調整できます。しかし、飲み慣れないお酒や沢山の種類のお酒を飲む(チャンポンする)場合は、口当たりが変わることでつい多めに飲んでしまったり、どれだけ飲んだのか分からなくなったりしてしまうので、悪酔いしやすいといわれています。

 酔い方には心理的な要因も影響します。以前、ある特定の種類のお酒でひどい悪酔いをした場合には、それが記憶に残り「このお酒は悪酔いする」と思い込んでしまうことがあるのです。もちろん、その時の悪酔いもお酒の種類ではなく、飲み方が原因です。

 お酒に含まれているアルコールの量を知っておくと、飲んだお酒の影響が予測できます。ご参考までに主なお酒のアルコール度数を挙げておきます。 アルコール量は下記の計算式で求められます。

アルコール量(グラム)=容量(ミリリットル)×アルコール度数(%)×0.8(アルコールの比重)

お酒の種類 アルコール度数(%) アルコール量(g)
ビール (中びん 500mL) 5 20
日本酒 (1合 180mL) 15 21.6
ワイン (1杯 120mL) 12 11.52
ウィスキー (ダブル 60mL) 40 19.2
ブランデー (ダブル 60mL) 40 19.2
焼酎 (1合 180mL) 25 36
チューハイ (1缶 350mL) 5 14

 悪酔いをしないため、ご自身の適量を考え、その時の体調に合わせて、楽しく、ゆっくりと味わいながらお酒を飲みましょう。

中野 里美(なかの さとみ)

1990年、東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部内科学教室に入局。都立広尾病院、国立病院機構栃木病院などを経て、2007年から三菱UFJニコス株式会社診療所勤務。同社において初代統括産業医として、社員の健康管理を行っている。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント。

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