2012年02月10日 10:08 公開

塩分摂取増やす10食品とは? パンもランク入り―米CDC

 米疾病対策センター(CDC)は2月7日、米国人の10人に9人が推奨量を上回る塩分(ナトリウム)を摂取していると発表し、より積極的な減塩に関する情報提供を行っている。その1つに、ある10種の食品が1日の塩分摂取量の44%を占めるというランキングがあり、これらの摂取量を減らすことがさらなる減塩につながると述べられている。その筆頭に挙げられているのは、何とパン類だ。さて、残りの9つは?

パスタ、サンドイッチ、チーズ、肉料理...

 米国の一般成人で推奨されている1日の塩分摂取量は2.3グラム。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、日本人の場合、成人の1日の食塩摂取目標値は男性9グラム未満、女性は7.5グラム未満で、米国の目標値は日本に比べかなり厳しいといえる。全米の統計によれば、実際の1日当たりの平均摂取量は3.3グラムともいわれている。CDCは今回、米国人の10人に9人がこの基準を上回る量を取っているとして、より積極的な減塩を呼び掛けているのだ。

 今回の報告では、1日の塩分摂取量の44%を占める10種の食品に関するランキングが発表されている。その筆頭はパン類で、薄切りの冷肉や塩蔵肉、ピザ、鶏肉、スープ、サンドイッチ、チーズ、パスタ料理、肉料理、スナック類が続いている。

 これらの食品の摂取を25%減らせば、1日の塩分摂取量をさらに10%減らすことができるという。同じ食品でも含まれている塩分の量には幅があり、より少ない塩分のものを選ぶようアドバイスしている。また、生あるいは冷凍のフルーツや野菜をソースなしで食べることや、加工品の摂取を減らすことなども有効とした。

 今回の報告では、1日の食事モデルからどのくらいの塩分を摂取しているかが示されている。それによると、朝食に卵とチーズのサンドイッチ(0.76グラム)、昼食にハーフサイズのサンドイッチと野菜スープ(1.45グラム)を食べると、これだけで2.21グラムになり、ほぼ1日の推奨上限値に達してしまうという。

ざるそば1枚で塩分3グラム

 一般人口よりもさらに厳しい塩分目標値を設定されている人もおり、「51歳以上の人」「黒人」「高血圧患者」「糖尿病患者」「慢性腎疾患患者」は1日1.5グラムが推奨されている。

 CDCは「わたしたちは実に多くの種類の食品を食べており、減塩は難しいこと」とし、個人レベルの努力のほかにも、食品会社などに働き掛けて減塩製品が販売され始めた例を挙げ、社会全体の取り組みが必要と提言している。

 日本でも厚労省による減塩の啓発活動が行われている(「高血圧を防ぐ食事」)。それによると、食パン1枚の塩分は約0.8グラム、バターやチーズ、ハムなども1切れ当たりの塩分は約0.2~0.6グラムなのに対し、梅干し1個当たりの塩分は約2グラム、焼きちくわは約2.4グラム、ざるそばでも約3グラム。それぞれの国民食における塩分量の差はかなりのものと、あらためて実感できる。

(編集部)

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