2012年04月24日 12:00 公開

夜遅く食べると太る?

 ここ1年ほど、仕事で忙しく帰りが遅くなってしまい、帰宅後、午後10時を過ぎた頃に晩ご飯を食べることが続いています。 それもあってか、1年で6キロほど太ってしまいました。 できれば遅くなっても夫婦で食事をしたいのですが、食べる時間を変えた方がよいのでしょうか。

足軽先生(男性 20代)

本当です。 夜遅くに食べると太ります。

 私たちの体は夜になると代謝が下がり、休まるようになっています。そのため、夜遅くに夕食を取り、食べてすぐ寝てしまうと、代謝が追いつかずに太りやすくなります。内臓脂肪の肥大を招き、脂肪肝にもなりやすくなります。

 お昼ご飯を午後1時くらいまでに食べた場合、午後10時の晩ご飯までは9時間あります。おなかが空くので、晩ご飯の時についつい沢山食べてしまったり、早食いになったりしてしまい、さらに太ってしまうという悪循環になります。

 食べる時間を早くすることが理想的ですが、お仕事の都合で無理であれば、食べる内容や食べ方を工夫して太らないように注意をしましょう。

 夕食が遅くて量も多くなってしまうのであれば、お仕事の内容やその時の状態にもよりますが、夕食を分けて召し上がることをお勧めします。午後6時頃に職場で早い夕食を取り、お家に帰ってから残りの夕食を取るようにします。

 早い夕食は炭水化物を多めにして、食物繊維も多めに取ります。食物繊維が多いほど血糖値の上昇が緩やかになり、おなかのもちがよくなります。コンビニで買えるおにぎりなどの炭水化物と、野菜のお惣菜や野菜スープなどを上手に組み合わせると良いでしょう。

 お家に帰ってからは少なめの炭水化物とタンパク質や脂質を取るようにします。油を多く使った揚げ物などは避けましょう。帰宅したらまずお食事、その後お風呂の順にすれば少しでも早い時間に食べられますし、食べてからすぐ寝ることもなく、わずかとはいえお風呂などでカロリーを消費できます。満腹になるまで食べずに、ちょっとおなかが空いた状態で眠るようにすると体脂肪を減らすこともできますし、翌日の朝ご飯をおいしく召し上がることができます。晩ご飯だけでなく、一日の活力源となる朝ごはんをご夫婦で一緒に召し上がるのもよいですね。

中野 里美(なかの さとみ)

1990年、東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部内科学教室に入局。都立広尾病院、国立病院機構栃木病院などを経て、2007年から三菱UFJニコス株式会社診療所勤務。同社において初代統括産業医として、社員の健康管理を行っている。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント。

関連トピックス