2012年08月03日 13:17 公開

ダイエット成功後の低脂肪食はリバウンドつながる可能性

米研究

 米ボストン小児病院のCara B. Ebbeling氏らは、過体重(小太り)または肥満の人がダイエット成功後に低脂肪食を取ると、体重のリバウンドにつながる可能性があるとの研究結果を、米医学誌「JAMA」(2012; 307: 2627-2634)に発表した。

低GI食、超低炭水化物食と比較

 Ebbeling氏らは、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の割合とグリセミック負荷(グリセミック指数=GI=に炭水化物の重さをかけた値)が大きく異なる3種類の食事が、減量後のエネルギー消費に与える影響を検討した。

 対象は、過体重または肥満の若年者21人。ダイエット食によって10~15%の減量達成後、同じカロリーの

  1. 低脂肪食(エネルギーの内訳で炭水化物が6割、脂質とタンパク質が2割ずつ=高グリセミック負荷)
  2. 低GI食(炭水化物と脂質が4割ずつ、タンパク質が2割=中等度グリセミック負荷)
  3. 超低炭水化物食(炭水化物が1割、脂質が6割、タンパク質が3割=低グリセミック負荷)

―をランダムな順番でそれぞれ4週間食べさせた。

ラーメン1杯分のエネルギー消費低下

 減量後のエネルギー消費量の低下は体重増加につながるとされているが、研究の結果、減量前と比べて安静時のエネルギー消費量が最も低下したのは低脂肪食(1日当たり-205キロカロリー)だった。次いで低GI食(同-166キロカロリー)で、超低炭水化物食が最も少なかったという(同-138キロカロリー)。

 同様に、総エネルギー消費量の低下も低脂肪食(1日当たり-423キロカロリー)、低GI食(同-297キロカロリー)、超低炭水化物食(同-97キロカロリー)の順で、減量達成後の低脂肪食は体重増加につながる可能性が示された。なお、423キロカロリーはラーメン1杯分に相当する。

(編集部)

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