2012年09月05日 10:49 公開

フレンチトースト

健康・予防〜消化のよい食品を使って(1)/主食〜

 胃の働きが弱っているときは,とかく食事量が少なくなり,全身の回復が遅くなります。胃腸が優れないときには,消化のよい食品を使って,積極的に栄養価の高い食事をして,胃腸を早く健康な状態に戻すようにしましょう。

 まず,胃腸が弱っているときのポイントとして,少量でも栄養価の高い食事を取るようにしましょう。食欲のないときには食事量が減りますから,量が少ないなりに栄養素が十分取れるように工夫します。

 また,自分の好きな食べものに偏ったり,同じ献立が続いたりしないようにしましょう。特に蛋白質は,体力を付けて身体を回復させるために大切な栄養素です。卵,牛乳,肉,魚,豆腐など,効率よく摂取できる良質の蛋白質を取るようにします。そして,調理法にも変化を付けるように心がけましょう。

 さらに,消化のよい食品,調理法を選ぶことも大切です。胃に負担をかけないためには,胃内停滞時間が短く,消化のよい食品を調理法を工夫して取るようにしましょう。一般に軟らかい料理は消化がよく,硬い食感のものは消化が悪いと考えられていますが,必ずしもそうとは言いきれません。トーストは澱粉がアルファ化されており,消化のよい食品です。

材料(2人分)・栄養成分表示(合計)

食パン 120g
1個
牛乳 1カップ弱
砂糖 大さじ1と1/3
バター 小さじ1
小さじ1
メープルシロップ 大さじ1
栄養成分表示(1食合計)
エネルギー 339kcal
タンパク質 11.6g
脂質 12.3g
塩分 1.0g

作り方

  1. 卵は割りほぐし,牛乳,砂糖を加えて混ぜ合わせる。
  2. 食パンは耳を切り,半分に切って1に入れ,途中で裏返す。
  3. フライパンに油とバターを中火で溶かし,2を入れて両面色よく焼く。
  4. 3を器に盛り,メープルシロップをかける。

〈組み合わせ例〉

鶏肉とトマト,グリーンアスパラガスのサラダ,ミルクティー,フルーツ(リンゴ)

一口メモ

 おかゆは軟らかくて消化はよいのですが,水分の多いものばかり続けていては胃腸の働きを悪くします。調理法として,煮る,蒸す,焼く,ゆでるなどが適しています。肉類は熱を加えすぎると硬くなるので注意が必要です。

宗像 伸子(むなかた のぶこ)

 (有)ヘルスプランニング・ムナカタ主宰。女子栄養短期大学専攻科卒・管理栄養士。山王病院および半蔵門病院で管理栄養士として長年勤務。病院・クリニック・銀行のコンサルタント,東京家政学院大学客員教授のほか,生活習慣病予防を考える料理サロンを開催するなど多方面で活動。