2013年02月25日 09:30 公開

白血球多いと糖尿病になりやすい? イスラエル研究

正常範囲内でも1,000個増加ごとに発症率7.6%上昇

 加齢や家族歴(家族でその病気にかかった人がいる場合)に加え、肥満や運動不足など、2型糖尿病になる要因(危険因子)はさまざま。その中に、白血球の数が加わるかもしれない。イスラエル・シェバ医療センターのGilad Twig氏らは、平均年齢30.8歳の男性を対象に検討した結果、正常範囲内でも多めの白血球数が2型糖尿病の独立した危険因子であると、米医学誌「Diabetes Care」2月号(2013; 36: 276-282)に発表した。

低いと肥満度や家族歴関係なしにリスク低下か

 最近の研究で、白血球数と糖尿病リスクとの関係が示唆されている。Twig氏らは、血糖値が正常で登録時の白血球数が血液1立方ミリメートル当たり3,000~1万2,000個の健康な男性2万4,897人(平均年齢30.8歳)を追跡し、白血球数と2型糖尿病発症との関係を検討した。なお、日本での白血球の正常値は3,200~8,500個とされている。

 中央値で7.5年間追跡した結果、447人が糖尿病を発症。年齢やBMI(肥満指数)、糖尿病の家族歴、運動量、空腹時血糖、中性脂肪の影響を除外した結果、白血球数が血液1立方ミリメートル当たり1,000個増えるごとに糖尿病の発症率が7.6%上昇していた。

 白血球の数によって5つのグループに分類したうち、最も少ないグループ(5,400個未満)と比べ、6,900個を超えるグループでは糖尿病リスクが1.52倍高かった。最も少ないグループは、過体重(小太り)や糖尿病の家族歴がある人、中性脂肪が高い人でも、糖尿病発症リスクが低かったという。

(編集部)

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