2013年03月01日 12:01 公開

足の中指が痛むモートン病、中年女性に多い

中足骨パッドや足底板を

 中年女性に多く見られる足の病気にモートン病がある。東京慈恵会医科大学付属病院整形外科の窪田誠講師は「足の親指側から数えて、3番目の指とその両隣の指の間がしびれるように痛い場合は、モートン病かもしれません」と指摘する。

幅広く薄い人に多い

 モートン病は、足の指の神経が指の付け根部分で刺激を受けて発症すると考えられており、靴を履くことによる刺激も関連している。患者の多くが幅が広く甲が薄い「開張足傾向」にある。

 「開張足傾向は、外反母趾(ぼし)や扁平(へんぺい)足で見られます。典型的な例では、足への締め付けがきつい靴を履いたときに痛みを感じ、また、はだしで歩いたり安静にしていたりしても、痛みを訴える場合もあります」(窪田講師)

 治療では、強い痛みに対して局所麻酔薬やステロイド薬の注射を3~4回すると痛みが軽くなる。長期間にわたって強い痛みが残る人には神経を切除する手術が行われるが、手術後に経過が良好な患者は6~8割ほどという。

しびれや痛みを軽減

 このため窪田講師は、痛みが長引く人には薬を使った治療と併せて中足骨パッドや足底板による治療を勧める。

 「中足骨パッドは足の裏を支える中敷で、これを使ってきつくない靴を履くことで痛みを軽減できます。靴を脱いだ状態でも痛みを訴える人には、足に着けることで1日中使用できる足底板がよいでしょう。足の形が矯正され神経への刺激が減り、しびれや痛みを軽減する効果が上がるのです」

 頑固な痛みになってから受診すると治療が難しくなる傾向があるので、早めに整形外科の治療を受けること。また、関節リウマチや腫瘍でも同じような症状が出ることがあるので、治療の効果があまりないと感じたら足の専門医を受診するとよいという。

(編集部)

2012年4月取材(記事内容、医師の所属・肩書きは取材当時のもの)

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