2013年07月08日 11:30 公開

夏の夜の快眠法、体内部の体温を下げる

寒いと感じる室温は避けて

 暑い夏の夜はなかなか寝付けない。何かうまい快眠法はないだろうか。「眠るときに、手や足の甲や太ももの内側などから熱が逃げて、体の内部の体温(深部体温)が下がるようにするとよいでしょう」と、日本大学医学部(東京都)精神科の内山真教授はアドバイスする。また、室温は「寒いと感じる温度」を避けた方がよいという。

エアコンなどで「快適に感じる温度」に

 安定した眠りは、体の内部の体温が下がることで全身が休息状態になり、得ることができる。

 「一般的には、深部体温は夜になると37度以下に下がって眠りに就き、朝方には起きる前から徐々に上がり活動の準備を始めます」と内山教授。

 この仕組みを理解し、活用する。特に暑い季節は、室温が高くなることから、体温が放散しにくくなるので深部体温が下がりにくい。そこで熱を逃がす工夫をする。

 「うちわや扇風機、エアコンなどを使って室温を『快適に感じる温度』に下げること。その際、絶対に『寒いと感じる温度』にはしないように。健康を害します」

入浴はぬるめ

 このほか、内山教授が勧める、熱を逃がして気持ちよく眠りに就く知恵を紹介する。

  • 就寝前に38~39度程度のぬるめの風呂に軽く入る。足湯も良い
  • 寝るときに背中がひんやりするマットを敷く。氷のうなどで首筋や脇の下を冷やす
  • 寝付けないときは、起きてテレビを見たり、本を読んだりしてリラックスする
  • 酒は3~4時間するとさめるので逆効果。寝酒はしない

 内山教授は「毎日同じ時間に就寝しないと健康が保てないという考え方はやめて、自分なりの快適さを基準にすることが大事です。室温は何度に、湿度は何パーセントでなければいけないなどと決め付けないことです」と勧めている。

(編集部)

2012年7月取材(記事内容、医師の所属・肩書きは取材当時のもの)