2013年07月16日 10:30 公開

コーラやフルーツソーダ、毎日飲むと腎結石に―米研究

コーヒー、紅茶などではリスク減

 糖尿病だけでなく、心臓病やうつ病、膵臓(すいぞう)がんなどとの関係が指摘されている砂糖入りの飲み物(加糖飲料)だが、炭酸入りの加糖飲料を毎日飲むと腎結石(尿路結石)までもができやすくなるようだ。イタリア・サクロ・クオーレ・カトリック大学医学部のPietro Manuel Ferraro氏らが、米医学誌「Clinical Journal of American Society of Nephrology」(電子版)に報告した米国での研究によると、コーラなどの加糖炭酸飲料を1日1杯以上飲んでいる人で腎結石ができるリスクが23%上昇、一方でコーヒーや紅茶などを飲んでいる人では腎結石リスクが低下したという。なお、腎結石の予防として水分の摂取が推奨されている。

ワインとビールは3~4割のリスク減

 Ferraro氏らは、米国の医療従事者を対象にした3つの研究(HPFS、NHS、NHSⅡ)から得た計19万4,095人分のデータを検討。約8年間(中央値)で4,462人が腎結石を発症した。

 解析の結果、コーラを1日1杯以上飲んでいた人では、1週間に1杯未満の人と比べて腎結石リスクが23%高く、コーラ以外の加糖炭酸飲料では33%上昇。人工甘味料入りのコーラもリスクが上昇する傾向にあった。一方、コーヒーや紅茶、ワイン、ビール、オレンジジュースではリスクが低下した。

 共同研究者のGary C. Curhan氏(米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院)は「腎結石の発生に及ぼす影響は飲み物の種類によって異なることが認められ、加糖炭酸飲料の摂取量が多い人では腎結石の発生率が高かった」と結論した。

 Ferraro氏は「水分を取る量が多いほど腎結石リスクは下がるといわれているが、飲み物の種類によっては逆にリスクが上昇してしまう恐れがあることが分かった」と述べている。

(編集部)

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