2013年12月10日 06:00 公開

ミカンを食べ過ぎると肌が黄色くなるって本当?

 ミカンが大好きで、テレビを見ながらだといつの間にか数十個食べてしまっています。そんなとき、何となく肌が黄色? オレンジ? になっている気がするのですが、ミカンを食べ過ぎると肌が黄色くなるって本当なんでしょうか。

みかん(女性10代)

本当です。

 ミカンには黄色い色素であるβ(ベータ)カロテンが多く含まれています。ミカンをたくさん食べると、血液中のβカロテン濃度が高くなり、手のひらや足の裏などに色素沈着を起こします。これを「柑皮症(かんぴしょう)」といいます。

 ミカンだけでなく、βカロテンを多く含むニンジン、カボチャ、オクラ、ブロッコリー、ホウレンソウ、パセリ、シソなどの緑黄色野菜や焼き海苔(のり)などをたくさん食べたり、緑黄色野菜ジュースやβカロテンのサプリメントを飲んだりしても、皮膚が黄色くなります。

 特別な治療はなく、βカロテンを取る量を減らせば、だんだんと皮膚の色は戻っていきます。

 カロテンは脂に溶けやすい性質を持っており、脂質異常症の人では血中のβカロテン濃度が高くなりやすく、柑皮症になりやすいといわれています。また、ダイエットのために極端な食事制限をして、緑黄色野菜や海藻ばかりを食べている人にも見られます。

 何でも食べ過ぎや偏食はよくありません。バランスの良い食事を取りましょう。

中野 里美(なかの さとみ)

 1990年、東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部内科学教室に入局。都立広尾病院、国立病院機構栃木病院などを経て、2007年から三菱UFJニコス株式会社診療所勤務。同社において初代統括産業医として、社員の健康管理を行っている。日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント。

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