2015年06月12日 17:30 公開

今後10年でがんになる危険度をウェブでチェック―国がん

「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」提供開始

 さまざまな研究から、がんは生活習慣と密接に結びついていることが分かっている。国立がん研究センター(東京都中央区)は6月12日、がんとの関係が特に深い5つの健康習慣についての質問に答えると、今後10年でがんにかかる危険度が分かるウェブサービス「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」の提供を開始した。チェック後には改善シミュレーションも利用可能。なお、利用対象は45~74歳とされている。

喫煙・飲酒・食事・運動・肥満度で判定

 国がんは、自施設や国内外の研究・調査結果を分析し、分かりやすい形のコンテンツにまとめた「がんリスクチェック」を2011年に開設した。この中で「がんと循環器の病気リスクチェック」「大腸がんリスクチェック」「脳卒中リスクチェック」を提供している。

 今回の「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」は「がんリスクチェック」の新たなコンテンツで、がんと関係が深い(1)喫煙、(2)飲酒、(3)食事(塩分)、(4)運動、(5)肥満度(BMI)―の5つの生活習慣について質問し、その回答によって今後10年でがんにかかる危険度を判定するというもの。

 質問に答えると、回答の確認とともにBMIや週当たりのエタノール摂取量(グラム)、1日当たりの活動量(メッツ・時)が算出される。診断結果が画面では、実施できている健康習慣を分かりやすく表示。今後10年でがんになる危険度は、5つの健康習慣を全て実施した場合、全て実施しなかった場合とともに示される。

 さらに、実施できていない健康習慣を実施した場合、どのくらいがんリスクが下がるかを表示する「改善シミュレーション」や、アドバイスも用意。同センターは、チェックを通してがん予防に向けた生活習慣改善の動機付けになることを願っている。

(小島領平)

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