2015年06月23日 10:30 公開

野菜ジュースで抑うつ・不安状態が改善―筑波大&伊藤園

 日本のうつ病患者は300万人と毎年増加傾向で社会問題にもなっているが、うつ病になる人はそうでない人に比べ、野菜の摂取量が少ないことが報告されている。筑波大学医学医療系の磯部和正講師と伊藤園は共同研究で、毎日の食事に加えて野菜汁100%ジュースやビタミン強化型の野菜・果実ミックスジュースを継続して飲む人は、飲まない人に比べて抑うつや不安状態が改善したと発表した。

1日1本、12週間で

 野菜にはカロテノイドやビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれており、これらを十分に取ることでうつ病になるリスクを下げる可能性が指摘されている。今回は、毎日の食事に加え、野菜ジュースで野菜の栄養を補うことが抑うつ状態などの改善につながるかどうかが調べられた。

 抑うつ気味でながら健康な25~60歳の男女60人を20人ずつ、(1)野菜汁100%ジュースを1日1本、12週間飲む、(2)野菜・果実ミックスジュースを1日1本、12週間飲む、(3)ジュースを飲まない―の3グループに分けた。

 その結果、野菜汁100%グループとミックスジュースグループは、飲まなかったグループに比べて抑うつ、不安状態、不安になりやすい性格の程度が改善され、野菜汁100%グループでは抑うつと不安状態の程度がより改善されていた。

 以上のことから同社は、野菜飲料を続けて飲むことはストレスなどによる軽度の抑うつ状態や不安状態の改善に有効と考えられ、今後はメカニズムの解明に向けて研究を進めるとしている。

(あなたの健康百科編集部)

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