2015年08月27日 16:30 公開

ロシアの伝統的健康法"ニンニクネックレス"を試してみた

~世界の健康から その1~

 以前、某ヨーグルト飲料のCMでもいわれていた通り、世界にはさまざまな健康法がある。当然というべきか、その中には日本人には到底理解できないようなものも少なくない。とはいえ、実際にその地域でずっと健康法として伝わってきたものには、それなりの理由があるのではないだろうか。そう考えた筆者は、実際にそれらの健康法を試してみることにした。今回トライするのは、上記のCMでも使われていた、ロシアの健康法「ニンニクネックレス」。もともと、ロシアは2013年時点でのニンニクの生産量が世界5位のニンニク大国で、現地では「ロシアのペニシリン」と呼ばれるほどにポピュラーな食材だ。戦争の際に抗生物質の代役として使われたり、ソビエト連邦時代には、税金として納めることがあったほどに重要視されたという歴史がある。ロシアでは、この健康法以外にも、病人の枕元に、刻んだニンニクを小さな器などに入れて置いておくという民間療法もあるという。

日本の民間療法と原理は一緒!?

 そんなニンニクネックレスを、スーパーで買ったニンニクで作ってみた。残念ながらロシア産は見当たらなかったので、中国産を使用することにしたが、同じ元共産圏ということで何卒ご容赦いただきたい。

 皮をむいたニンニクを針と糸でつなぎ、それを首にかけてみると、ニンニクの臭いを感じるのはもちろん、何か首にスーッとするものを感じる。どうやら、「Doctors Me」を見る限りでは、ニンニクの臭いに含まれるアリシンという物質の抗菌効果を臭気から口の中に取り込む、というのがこの健康法のキモのようだ。

 日本の民間療法であるネギを首に巻くのも、アリシンの効能であるといわれている。つまり、この2つは同じ原理の健康法と言える。地理的に遠く離れた日本とロシアで、ともに古くからアリシンの効果を利用する健康法があるということに、何か奇妙な縁を感じてしまうが、ともあれ、このアリシンをより多く出すことが肝要だと分かった。そこで、ニンニクを少し傷つけ、アリシンが出やすくしてみることにした。

 こうすると、かなりニンニクの臭いを感じるようになった。というよりも、ちょっと目にしみるぐらいに臭いが充満している。これだけアリシンを出すことができれば、周囲にいる細菌などに対しては大きな効果があるのではないだろうか。

効果あっても使い勝手悪し

 とはいえ、強烈な臭いをさせながら外を歩くのは抵抗感がある。かといって家の中で着けているのも、室内に臭気がこもって臭いが染みつきそうな気がしてはばかられる。少なくとも現代の日本において、なかなか使いにくい健康法であることだけは確かなようだ。

 やはり、ニンニクもネギも首に巻くぐらいであれば、食べた方が健康や周りへの迷惑を考えると無難なのかもしれない。

 というわけで、ネックレスにしたニンニクは、ちゃんとオリーブオイルで炒めて全部食べた(これらの効果からか、今年は現在まで夏風邪などひかずに体調は良好)。

(あなたの健康百科編集部)

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