2015年09月18日 06:00 公開

日本は何位? 「高齢者が生きやすい国ランキング」

国際高齢者支援団体

 65歳以上の人口が全人口の25%(2013年調査)で「超高齢社会」の日本を始め、世界的に進んでいる高齢化。2050年には世界の8割の国で高齢化率10%を超えると試算されている。こうした中、国際的な高齢者支援団体「ヘルプエイジ・インターナショナル(HelpAge International)」(本拠地=英ロンドン)は、「高齢者が生きやすい国ランキング」を発表した。96カ国・地域がエントリーする中、平均寿命、健康寿命ともに世界トップクラスの日本の順位は...?

1位スイス、最下位アフガニスタン

 このランキングは、ヘルプエイジ・インターナショナルが各国の統計を解析した「Global Age Watch Index 2015」のデータを使って順位付けしたもの。順位付けは、年金支給率や高齢者の貧困率などの「所得保障」、平均寿命や健康寿命などの「健康状態」、雇用・教育レベルや公共交通機関へのアクセスなどの「構造環境」―の4つの指標から行った。

 ランキング1位だったのはスイス、最下位はアフガニスタンだった。トップ19を先進国が占め、日本は8位でアジア太平洋地域では首位。報告書では、国民総所得の高さが先進的な社会政策に反映されているほか、早期からの健康・教育政策の充実や国民皆保険制度、年金制度を確立してきたことが高い順位につながっていると分析されている。

 アジアの主な国はこのほか、34位タイ、41位ベトナム、50位フィリピン、52位中国、60位韓国、67位バングラデシュ、70位ネパール、71位インド、72位モンゴルなどだった。

低評価は紛争や高齢率低いのが影響か

 一方、世界で最も低いレベルとなったのはアフガニスタンのほか、マラウイ、モザンビーク、ヨルダン川西岸地区・ガザ地区(パレスチナ自治区)、パキスタンなど。いずれも紛争が続いていたり、人口に占める高齢者の割合が少ないために高齢者向けの政策の整備が遅れたりしているためと分析されている。

 ヘルプエイジ・インターナショナルは、今回のランキング作成を通し、高齢者の生きやすさを評価するための体制整備が進んでいないこと、1990年には5.7年だった60歳時点の平均余命が2012年には7.3年に増加するなど、健康格差の拡大が進んでいることが分かったと述べている。

(あなたの健康百科編集部)

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