2015年09月18日 19:00 公開

熱烈なキスでアレルギー反応改善!? イグ・ノーベル賞

日本人が医学賞受賞

 「人々を笑わせ、考えさせる」研究に贈られるイグ・ノーベル賞の受賞者が発表された。例年受賞者に名を連ねる日本人は今回、医学賞を勝ち取った。受賞テーマは「親密な人との熱烈なキスによる皮膚のアレルギー反応の改善」。スロバキアや米国などの研究グループとの共同での受賞だ。

「哺乳類は平均21秒で排尿を完了する」研究なども受賞

 医学賞を受賞したのは、大阪府寝屋川市で開業する木俣肇医師。木俣医師はこれまで、「キスはアトピー患者のアレルゲン特異的IgEを下げる」「アレルギー患者は性交すると皮膚のアレルギー反応を下げる」などの論文を発表している。同賞は、同様の研究報告を行ったスロバキア、米国、英国、ドイツの研究グループにも贈られた。木俣医師は9月19日(米国現地時間)に「非公式な"受賞記念講演を行う予定だ。

 診断医学賞は、来院前の自動車で道路に設置されている減速帯(スピード・バンプ=減速を促す道路上の隆起)に乗り上げた際の腹痛の変化を、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)の診断に使用できる可能性を報告した英国のグループに贈られた。

 このほか、「多くの哺乳類は、体のサイズにかかわらず平均21±13秒で排尿を完了する」ことを報告した米国の研究グループが物理学賞、「はぁ?(Huh?)」という言葉が多くの国で同じ使われ方をしている背景を検討したオランダの研究グループが文学賞に選ばれた。

25カ所をミツバチに刺させた研究者も

 生理学・昆虫学賞は、毒を持つさまざまな昆虫に刺された際の痛みを、自ら体を張って検討し、自分の名前を入れた"虫刺されの痛み指数"を作成した米国の研究者と、自分の体の25カ所をミツバチに刺させて痛みの程度を比べた米国の研究者に贈られた。

 なお、25カ所のうちミツバチに刺されて痛みが最も強かった場所は、鼻の下と上唇、陰部。痛みが軽かったのは頭頂部、足の甲、上腕部という。2015年のイグノーベル賞受賞テーマと関連する論文の一覧はこちら

(あなたの健康百科編集部)

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