NY最新健康事情
2015年10月05日 06:00 公開

NYの健康茶

 こんにちは、健康運動指導士のスタントン治子です。私の友人ヴァレリーは、ニューヨーク(NY)で生まれたインド系米国人の素敵な女性。彼女のご主人ジムさんともども私の夫ダグラスの古い友人で、夫との付き合いは私よりも長い。そんなヴァレリーは、数年前に「慢性疲労症候群」と医師から診断され、食生活を変えました。人口甘味料を一切やめて野菜をしっかり取るようになったんですが、さらに彼女は「kombucha(コンブチャ)」を飲むようになりました。

昆布を使わない「kombucha

 ――昆布茶!! それを聞いた私は、得意げに「これはシーウイード(海藻)から作られていて、日本では古くから飲まれているんだよね」と、昆布茶の、そして日本文化の素晴らしさをアピールしました。

 「kombucha」は1本500ミリリットルほどで、価格は3~5ドルくらい。日本円で480~600円! ...高くて全く飲む気になれません。しかし昨今、NYの店にはこの「kombucha」が必ずといっていいほど並んでいます。しかも、数社の商品が競争している状況。とってもポピュラーなんです。

 健康産業に携わる私としては、やっぱり飲まねばならない! ペットボトルを手に取って説明を読むと、「マッシュルームによって茶葉を発酵。健康茶をつくるためにバクテリアと菌を結合させた(bacteria and fungus combine to create a healthy tea)」とのこと。なんと、原材料に昆布や海藻は一切使われていません。しまった、私は根本的に間違っていたらしい。得意げに説明してしまってちょっと恥ずかしい...。「kombucha」の「kombu」は、バクテリアと菌の結合(combine)も由来しているのかな。

 NYでは日本名が街中に氾濫していて、日本食=健康のイメージが定着しています。スーパーマーケットには「tempura(天ぷら粉)」「panko(パン粉)」「edamame(枝豆)」「shiitake mushroom(干しシイタケ)」「tofu salad(おからのサラダ)」と、日本の名前がそのまま使われた商品がいっぱい並んでいます。

 先日、NBCテレビの番組で、出演者が「これはジャパンのシーズニング(調味料)なんだ。色々入っていて、かけるとおいしくなる」と、イタリア料理に何かを振りかけていました。赤いキャップでおなじみの、日本の某有名食品メーカーの七味唐辛子? よく見えなかったけどそうに違いない。ハンサムな米国人がちょっと得意げに使って、ポケットに戻しました。持ち歩いているのかっ...!

スタントン治子(すたんとん・はるこ)

 神戸市生まれ。健康運動指導士、インド中央政府認定ヨガ教師、全米ヨガアライアンス250h、ピラティスPFA、シバナンダヨガ認定、ジャイロキネシス認定、パーソナルトレーナー。レヴァン(現ティップネス)のフィットネストレーナーなどを経て、1994年にパーソナルトレーニングを開始。ヨガやピラティスの講師や団体顧問トレーナーも務める。2013年、結婚を機に米国へ移住。現在は、マンハッタンのベッドタウンであるニューヨーク州ウエストチェスターでパーソナルトレーナーとして活動している。NHK総合の番組でジャイロキネシスの指導を依頼されるなど、メディア出演も多数。

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