NY最新健康事情
2015年10月26日 06:00 公開

NYのダイバーシティ

 先日、私が住むニューヨーク(NY)・ウエストチェスター郡ホワイトプレーンズ市で日本人オーナーが経営するラーメン店が開店したのですが、そのオープニングに同市の市長がやって来ました。日本食、日本人の進出は、街に歓迎されているようです。ラーメンが健康的な食事かどうかはまた別の機会に書くこととして、今回は人種のるつぼであるNYらしく、ダイバーシティ(多様性)について書きたいと思います。健康と多様性、一見関係ないように見えますが―。

NYの態度に感じる「ヘルシーさ」

 この店のオーナーは日本人ですが、マネジャーはドミニカ共和国出身の日本語が話せる日本好きの女性。スタッフの男の子はジャマイカとドミニカ共和国の両親を持つ米国人。ちなみに、夫は英国人とドイツ人を祖父母に持つ米国人、そして私は日本人です。...NYを感じるではないか! 本当に「他民族、多様性の共存」なんだなあと、しみじみ思います。

 私は醤油ラーメン、主人は麻婆ラーメンを注文しました。ラーメンは中国からやってきて、でもここは日本のラーメン店なんだけど、麻婆っつーのは中華料理で...と、説明を試みましたが、英語で伝えるのは難しく、あえなく断念...。

 ダイバーシティ(diversity)の意味は「多様性」。NYはいつもダイバーシティに向き合い、受け入れ、楽しみ、尊敬しようとします。夫が勤める会社では昨年、「キャンペーングッズ」が配られました。その中身は、ダイバーシティショッピングバック、ダイバーシティ万華鏡(なんで!?)、そして「あなたのダイバーシティは何ですか?」という問いに答えているニッコリ笑った夫の写真。これ、就業中に全社員がやったのかと思うと...なんか想像すると笑いがこみ上げてきます。ちなみに、夫の会社はドイツ生まれの米企業です。

 NYにはもちろん人種差別もあるけれど、諦めない姿勢が見えます。一体化と変化と多様性が共存していて、そして美しい。私は、そのNYの態度に「ヘルシーさ」を感じるのです。そうか、万華鏡はNYの一体化と変化、さらに多様性を表現しているのか、と今さらながら気づき、感慨を込めてクルクルと回してみました。

スタントン治子(すたんとん・はるこ)

 神戸市生まれ。健康運動指導士、インド中央政府認定ヨガ教師、全米ヨガアライアンス250h、ピラティスPFA、シバナンダヨガ認定、ジャイロキネシス認定、パーソナルトレーナー。レヴァン(現ティップネス)のフィットネストレーナーなどを経て、1994年にパーソナルトレーニングを開始。ヨガやピラティスの講師や団体顧問トレーナーも務める。2013年、結婚を機に米国へ移住。現在は、マンハッタンのベッドタウンであるニューヨーク州ウエストチェスターでパーソナルトレーナーとして活動している。NHK総合の番組でジャイロキネシスの指導を依頼されるなど、メディア出演も多数。