2015年12月18日 06:00 公開

年収200万未満の世帯、喫煙・肥満率高く歯の本数少ない

最新「国民健康・栄養調査」―厚労省

 厚生労働省の最新「国民生活基礎調査」によると、2013年の平均世帯年収は528万9,000円。2004年から50万円以上下がっている。この平均を大きく下回る年収200万円の世帯では、600万円の世帯に比べて喫煙率や肥満率が高く、歯の本数が少ないことが、12月9日発表の最新「国民健康・栄養調査」から分かった。食事内容では、炭水化物が多く野菜や肉が少ない傾向も示された。

問題飲酒は高所得世帯で多い

 「国民健康・栄養調査」は、国民の健康や栄養の状況、生活習慣などを把握するために厚労省が毎年行っている調査。ランダムに選ばれた約6,000世帯、約1万8,000人に、身長や体重、血圧、血液検査、食生活、運動、睡眠、飲酒、喫煙、歯の健康状態などを聞いている(関連記事:飲酒する女性が増加、喫煙率は男女とも横ばい―厚労省)。

 同調査では、回答が寄せられた3,266世帯の年収を200万円未満(784世帯)、200万~600万円未満(1,765世帯)、600万円以上(717世帯)に分け、生活習慣の状況を比べた。

 その結果、世帯の年収が600万円以上の男女に比べ、200万円未満の男女では喫煙率や肥満率、健診を受けていない率が高く、歯の本数が20本未満の割合も高かった。また、1日の歩数が特に男性では1,000歩以上少ないほか、食事内容は穀類を食べる量が多く、野菜や肉を食べる量が少ないことも分かった。

 全体的に低所得世帯の人で不健康な傾向にあったが、生活習慣病になる危険性を高める量の飲酒(純アルコールを1日に男性40グラム以上、女性20グラム以上)は、世帯所得200万円未満の男性よりも、600万円以上の男性で高かったという。

年収600万円未満の世帯では「味」より「量」重視

 世帯所得600万円以上の世帯に比べ、それ未満の世帯では食事の際に「おいしさ」や「好み」「季節感」を重視する割合が低く、「大きさ・量」を重視する割合が高かった。

 このほか、過去1年に経済的な理由で食べ物を買うことを控えた経験がある割合は、男性で35.5%、女性で40.6%との結果も示された。

(あなたの健康百科編集部)

関連トピックス

関連リンク(外部サイト)