2015年12月21日 19:30 公開

"レンチン"の方がビタミン多い...江角マキコさんに衝撃

12月15日放送テレ朝「中居正広のミになる図書館」より

 電子レンジを使うとビタミンなどの栄養素が壊れる―そんなウワサが、まことしやかにささやかれている。しかし、12月15日放送のテレビ朝日系バラエティー番組「中居正広のミになる図書館」では、電子レンジで加熱した方がゆでた場合と比べて野菜のビタミンなどの栄養素が多く残ること、またトマトは生よりも調理した方が栄養素が4倍多く吸収できることなどが紹介された。"レンチン"否定派の一人で、ゲスト出演した女優の江角マキコさんにとって、このことは大きな衝撃だったようだ。

"レンチン"で大腸菌も1.5倍速く死滅

 番組ではまず、江角マキコさんのこだわりのある日常生活を紹介。自宅に電子レンジはなく、その日に作ったものはその日に食べ切るようにしているという江角さんに、同じくゲストの劇団ひとりさん、吉村崇さん(平成ノブシコブシ)はびっくり。「(ご飯を)チンしないの?」と尋ねる劇団ひとりさんに、江角さんは「毎回炊きます」と答える。

 電子レンジを使うとビタミンなどの栄養素が壊れてしまうと得意顔で話し、冷凍食品も一切食べないという江角さんに、司会の中居正広さんも「嘘でしょ!」と目を丸くしていた。吉村さんの「(冷凍の)餃子はめちゃくちゃうまいですよ!」という発言も笑顔で無視し、シチューやカレーのルーも全て手作りしますと江角さんは胸を張る。

 ところが、番組に登場した上智大学理工学部(東京都千代田区)の堀越智准教授は「電子レンジを使った方が栄養素は逃げにくい」と紹介。電子レンジの技術開発にも携わっているこの言葉に、江角さんは動揺を隠せない様子だった。

 野菜に含まれる栄養素の多くは水に溶けやすい性質を持っているため、ゆでると栄養素は逃げてしまうと堀越准教授は解説。一方の電子レンジは、野菜自身の水分を加熱するので栄養分が逃げにくいという。ホウレンソウなどの下ごしらえの場合、5分ゆでただけでビタミンCが30パーセント失われてしまうのに対し、電子レンジは短い時間でゆで上がり、ビタミンCの減少も20パーセント以内に抑えられると紹介された。

 しかも、電子レンジを使用することで大腸菌が1.5倍早く死滅するという研究結果もあると、堀越准教授は話す。江角さんは「もっと前から使っていればよかった」と思わず苦笑した。

ケチャップの方がリコピン多く摂取できる

 また、アボカドが好きで、トマトと一緒にサラダにしてよく食べているという江角さんは「トマトのリコピンには肌や粘膜の健康を保つ力があるので、これからの季節、唇や肌の荒れを気にする女性は食べた方がよい」と猛アピール。

 しかし、江角さんのこの習慣にも、番組に登場した管理栄養士の望月理恵子さんが異を唱えた。生のトマトを食べても、リコピンは加熱・調理したトマトの約4分の1しか取れないと一刀両断。ドイツ・ハインリッヒ・ハイネ大学の論文によると、トマトペーストやケチャップの方が、生のトマトよりリコピンの吸収率が3.8倍になると紹介した。

 これには江角さんだけでなく、スタジオの全員が驚いた。望月さんによると、トマトのリコピンは硬い殻に覆われているので壊れにくく、小腸の中で吸収されずに排泄(はいせつ)されてしまうことが多いという。健康や美容のためにリコピンを取りたい人は、トマトジュースを飲む方が効率的だとアドバイスした。

 それでも、江角さんは「トマトは普通、生で食べるよね」と中居さんらに同意を促すなど、納得いかない表情。すると望月さんは、生のトマトを食べる際はすりつぶすなどして硬い殻を壊した方がよいと助言。さらに、オリーブオイルなどの油と一緒に食べると吸収率がアップすると付け加えた。

 12月22日の次回放送は、女優の賀来千香子さん、お笑い芸人のカンニング竹山さん、高橋茂雄さん(サバンナ)らをゲストに迎え、「知らなきゃ良かった!」第54弾が放送される予定。

(萩原忠久)

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