NY最新健康事情
2015年12月25日 06:00 公開

NYのクリスマス

 感謝祭が終わると、ニューヨーク(NY)はクリスマスムードに切り替わります。海外にクリスマスカードを贈るには、12月11日までにポストに投函しなければなりません。国外に家族のいる人が少なくないNYでは、11月末頃から郵便局の職員はとにかく大忙しです。

「もう一つのクリスマス」

 家庭では家の外と内の飾りつけ、プレゼントの購入、料理の準備。レストランではクリスマス料理の予約受付。ギフトショップでは一年で最も売り上げが上がる感謝祭前からクリスマス後までの勝負期間。今年はこの期間に、映画「スター・ウォーズ」が公開ということで、テレビもお店も「スター・ウォーズ」の文字でいっぱいです。

 ところで、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日。NYでは、クリスチャン(キリスト教徒)以外の人々はお祝いをしません。ここウエストチェスターはユダヤ人が多く住んでいて、彼らはほぼ同じ時期に「ハヌカー」のお祝いをします。

 キリスト教はイエス・キリストを救い主とし、旧約聖書と新約聖書どちらも信じていますが、ユダヤ教は旧約聖書だけを信じていて、今も救い主を待ち続けているんです。店頭には、クリスマス関連と同時に「ハヌカー」用のグッズや料理、食品が多く並んでいます。

普段は冷淡な人もボランティアに

 そして、これからもっともっと寒くなる時期なので、貧困層の家庭や子供たちが寒い時期を乗り越えられるようにと、寄付金集めやボランティアの呼びかけが盛んに行われます。富裕層の家庭では、教育のためにボランティア活動に参加するよう子供に働きかける親が多いようです。

 これは上から目線の施しではなく、「愛する」ことを目的としています。普段は怒りん坊で他人のことを知らんぷりの人も、この時期には誰かを助けたい、愛したい、という願いが盛り上がるようです。さまざまな意見がありますが、個人的にこれは素晴らしいことだなと思います。

 さて、ユダヤ教徒もキリスト教徒も信じる旧約聖書には、実はカラダのことがたくさん書かれています。クリスマスとハヌカーにちなんで、その中から一つ選んでみました。

〈自分自身を知恵あるものと見るな。主を畏れ、悪を避けよ。そうすれば、あなたの筋肉は柔軟になり、あなたの骨は潤されるであろう〉
箴言3章7~8節

 謙虚な心が、柔らかな筋肉と潤いのある骨を作ってくれるのですね。良いクリスマスを!

スタントン治子(すたんとん・はるこ)

 神戸市生まれ。健康運動指導士、インド中央政府認定ヨガ教師、全米ヨガアライアンス250h、ピラティスPFA、シバナンダヨガ認定、ジャイロキネシス認定、パーソナルトレーナー。レヴァン(現ティップネス)のフィットネストレーナーなどを経て、1994年にパーソナルトレーニングを開始。ヨガやピラティスの講師や団体顧問トレーナーも務める。2013年、結婚を機に米国へ移住。現在は、マンハッタンのベッドタウンであるニューヨーク州ウエストチェスターでパーソナルトレーナーとして活動している。NHK総合の番組でジャイロキネシスの指導を依頼されるなど、メディア出演も多数。