2016年01月26日 20:30 公開

飲みながら肝機能改善!? お供にブロッコリーが最適なワケ

1月23日放送BSフジ「華大の知りたい!サタデー」より

 酒好きな人にとっての大きな不安といえば、やはり肝臓への負担だろう。でも、つまみでブロッコリーを食べることで肝機能が改善する可能性があるという。その秘密は、ブロッコリーに含まれる成分「スルフォラファン」。この成分は肝機能の改善だけでなく、がん予防や抗酸化作用、ピロリ菌の殺菌などさまざまな健康効果が指摘されている。1月23日放送のBSフジ情報バラエティー番組「華大の知りたい!サタデー」では、ますます注目度がアップしているブロッコリーの健康パワーが紹介された。

含有量が20倍の新芽も

 アブラナ科の緑黄色野菜であるブロッコリーには、そもそも鉄分やカルシウム、葉酸、β(ベータ)カロテンのほか、ビタミンB、ビタミンK、ビタミンC、食物繊維などが豊富に含まれている。番組に登場した東海大学医学部付属東京病院の西﨑泰弘副院長(消化器内科)は、「ブロッコリーは栄養素の宝庫なんです」と、その健康パワーに太鼓判を押した。

 特に近年、話題を呼んでいる成分がスルフォラファン。がんの原因の一つといわれている活性酸素を除去する効果があるという。体内に取り込まれたスルフォラファンは、活性酸素の除去や有害物質を無毒化する酵素の生成を促すとのこと。

 このスルフォラファンが特に多く含まれているのが、新芽(スプラウト)だ。スーパーや青果店で人気のブロッコリースプラウトには4~5倍、スーパースプラウトと呼ばれる発芽から3日程度の新芽には、何と20倍ものスルフォラファンが含まれているという。

水に溶けやすい

 がん予防や抗酸化作用、ピロリ菌の殺菌などに加え、スルフォラファンの効果として注目されているのが、肝機能を改善する効果だろう。西﨑副院長らが、2014年に世界で初めて証明したものだ。

 西﨑副院長らの研究では、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性のある脂肪肝の人にスルフォラファンを1日30ミリグラム飲んでもらったところ、ALTやγ(ガンマ)-GTPなど肝臓に関わる数値が明らかに改善したという(関連記事:ブロッコリーの新芽成分が肝機能を改善―東海大)。

 スルフォラファンは水に溶けやすいので、ブロッコリースプラウトならば生で食べるのが一番だが、西﨑副院長はさっと数秒茹でた方がより食べやすいとアドバイス。自身も、かつお節とゴマを乗せてしょう油をかけた「ブロッコリースプラウトのおひたし」がお気に入りという。

よりおいしく食べられるレシピとは?

 続いて番組では、管理栄養士・料理研究家の本田祥子さんが、ブロッコリーをよりおいしく食べる方法として「ブロッコリーのフレッシュソース」のレシピを紹介した。ブロッコリー(1/2株)の葉の部分はみじん切りにして、芯の部分は軽く皮をむいてすり下ろす。そこにオリーブオイルで炒めたみじん切りのニンニク(1片)と塩(小さじ1/2)を加え、最後に保存瓶に入れて、ブロッコリーが浸るくらいまでオリーブオイルを入れれば完成だ。

 そのままでも、パスタや納豆にあえてもよいという。パスタは司会の博多華丸さんも「さっぱりしていて、食欲がないときにもよい」と太鼓判。詳しいレシピは、番組公式サイトで紹介されている。

 次回の1月30日放送では、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病に効果があるという食物繊維を豊富に含む大麦にスポットを当てた「大麦パワーでメタボ、糖尿病、心疾患を改善」が特集される予定。

(萩原忠久)

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