2016年02月02日 19:30 公開

脳科学をおもちゃに活用、優しさ育てる「アンパンマン」

バンダイから発売―慶応大などが検証

 優しい子に育ってほしい―そんな親の願いを、脳科学を活用してかなえてくれる知育玩具「やさしさ育つよ なかよしアンパンマン」が、バンダイから2月13日に発売される。慶応大の直井望特任助教らが検証した結果を応用しており、人形を使った動作(見立て行動)を見せながら絵本の読み聞かせを直接行うと、「見立て遊び」の回数が増えるという。アンパンマン人形と道具を使い、7種類のお世話遊びが楽しめる11点セット。対象年齢は1.5歳から、価格は6,458円(税込み)。

単なる読み聞かせより子供が行動

 「見立て遊び」は、実際に目の前にはない他者・モノの存在・機能を見立てて遊ぶことで、「ごっこ遊び」とも呼ばれる。目の前にないものをイメージする力を育てるほか、言葉の理解の発達と関連性が高いことが分かってるという。

 直井特任助教は、日立ハイテクノロジーズ、日立製作所と協力し、1歳5カ月~1歳6カ月の子供32人を対象に「見立て遊び」の発達について検証を行った。子供に絵本を読み聞かせるとき、人形とモノ(食材、歯ブラシ、毛布)を一つずつ子供の前に置き、人形を使って見立て行動を見せながら読み聞かせを行う「方法A」と、読み聞かせのみを行う「方法B」を比べたところ、方法Aでは読み聞かせ後に子供自身が見立て遊びを行う回数が増えたという。

 また、絵本を読み聞かせている間の、子供の視線を分析したところ、方法Aの方が読んでいる人の顔に注目することも判明。読んでいる人の顔に注目する時間が長いほど、見立て遊びの回数が増える傾向があることも分かった。ただし、テレビモニターを通すと方法Aと方法Bの差がなくなったという。

 これらの結果から、直井特任助教らは「17~18カ月児に方法Aによる絵本の読み聞かせを直接行うと、見立て遊びの回数が増加することが分かった。また、読んでいる人の顔に注目する時間の長さと見立て遊びの増え方に関係があることが判明した」としている。

 「やさしさ育つよ なかよしアンパンマン」のセット内容は、アンパンマン人形、2WAYオール、アンパンマンのにんじんごはん、ふしぎなスプーン、まくら、ふとん、みるくぼうやのほにゅうびん、アンパンマントイレ、おんぶ&だっこひも、はぶらし、はみがきまん(歯ブラシスタンド)、遊び方サポートブック。ソフビ製アンパンマン人形の全長は22センチとなっている。

(あなたの健康百科編集部)

関連トピックス

関連リンク(外部サイト)