NY最新健康事情
2016年02月15日 06:00 公開

NYのローフード

 今月号のティーン向けファッション誌に「(米歌手の)テイラー・スウィフトは、エンドウ豆のパウダーをグリーンスムージーに入れてタンパク質を補給している」と、写真付きで紹介されていました。グリーンスムージーは緑色の葉菜と果物などをミキサーにかけて作る飲み物で、ローフード(raw food)の一種。栄養の吸収が良く、内臓のデトックスとしてもとても良い方法といわれています。ローフードはここニューヨーク(NY)でも愛されており、それを後押しするように食材も簡単に手に入れられます。

救急車で運ばれたほどの花粉症がピタッ!?

 ローフードは「リビングフード(living food)」とも呼ばれ、加工されていない生の食材を使った食べ物のことです。日本語でいうと「生食」でしょうか。なぜ生で食べるのかというと、加熱することで失われがちな酵素やビタミン、ミネラルがたっぷり取れるから。そのため、新鮮な食材を使って30分以内に食べることが大切とされています。

 また、酸性やアルカリ性などを示すpH(ピーエイチ=水素イオン指数)のバランスを整えるともいわれており、焼き肉など動物性タンパク質を取り過ぎた次の日なんかに最適ともいわれています。

 何かと賛否のあるローフードですが、私は、10年前に試してみて花粉症が出なくなった経験があります。それまではひどい症状で、1997年には花粉症のため救急車で運ばれたほど(恥ずかしかった...)。以来、ずっと食事を取り入れており、今では症状が一切出ないんです。

3週間のローフードプログラム

 ローフードは、新鮮で健康な野菜、ナッツ、フルーツ、オイルが基本。子供の頃、母と一緒に旬の新鮮な大根を丸かじりしたのを思い出します。子供ながらに野菜って生きてるんだなぁ、おいしいなぁと感動したのを覚えています。

 私が10年前に行ったローフードプログラムをご紹介します。3週間のプログラムで、必ずヨガや有酸素運動などと一緒に実行していました。

◆食べるべきもの(1日分)
・野菜・・・・・・12カップ
・果物・・・・・・5皿
・生ナッツ・・・・・・1カップ
・新鮮なオイル・・・・・・スプーン1杯(亜麻仁油=フラックスオイル、アボカドオイルなど)
◆食べてはいけないもの
・火が通ったもの(野菜も)、
・卵、肉、豆類、大豆製品、ピーナツ、醸造物(醤油など)
・サラダオイルや古いオイル
※2週目は水とジュースのみ何杯飲んでもよい
※3週目は元の内容に戻す

 ちなみに、冒頭で紹介したテイラー・スウィフトさんのグリーンスムージーに対し、そのティーン誌では専門家の注意書きも載せていました。「1日1杯にとどめること。エンドウ豆を取り過ぎると、脱水症状を招きかねない」。実践する際はお気を付けください。

スタントン治子(すたんとん・はるこ)

 神戸市生まれ。健康運動指導士、インド中央政府認定ヨガ教師、全米ヨガアライアンス250h、ピラティスPFA、シバナンダヨガ認定、ジャイロキネシス認定、パーソナルトレーナー。レヴァン(現ティップネス)のフィットネストレーナーなどを経て、1994年にパーソナルトレーニングを開始。ヨガやピラティスの講師や団体顧問トレーナーも務める。2013年、結婚を機に米国へ移住。現在は、マンハッタンのベッドタウンであるニューヨーク州ウエストチェスターでパーソナルトレーナーとして活動している。NHK総合の番組でジャイロキネシスの指導を依頼されるなど、メディア出演も多数。

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