2016年03月16日 06:00 公開

トクホなど健康食品の副作用、2人に1人が知らず

くすりの適正使用協議会調べ

 トクホ(特定保健用食品)や機能性表示食品をはじめとした健康食品が人気だが、薬と同じく副作用の危険性があるのはご存じだろうか。くすりの適正使用協議会は3月9日、全国の男女600人を対象に調査した結果、健康食品に副作用があることを理解している人は44%だったと発表した。健康食品と薬では効き目が違う、ということを理解している人も56%にとどまったという。

薬服用中の人は特に注意

 健康食品の中でも、トクホは国の許可が必要だが、昨年4月に導入された機能性表示食品は、企業が消費者庁に届けるだけで販売できるのが特徴だ。機能性表示食品はこの1年で多くの商品が登場している一方、どういうものかが十分に理解されないまま使用する人が広がっていることを問題視する声も上がっている。

 そこで、同協議会は2月5~8日、健康食品と薬の知識と意識について、全国の20~70歳代の男女600人を対象にインターネット調査を実施した。その結果、健康食品の副作用について、16.7%が「ない」と回答。「分からない」と合わせて56%が正しく理解していなかった()。また、「同じ効能や機能をうたっている健康食品と薬は効き目が同じか」についても、43%が正しく理解していなかったという。

 さらに、薬を服用中の67人に「健康食品を使用していることを医師や薬剤師に伝えることがあるか」と質問したところ、半数以上が「伝えたことがない」と回答()。理由として7割が「特に伝える必要がないと感じたため」を挙げた。

 今回の調査結果について、同協議会は「健康食品と医薬品との違いに関する理解は、まだまだ低いことが分かった」と説明。また、「(健康食品を)薬と併用する場合には相互作用の可能性があるため注意が必要だが、その認識も不十分なことが浮き彫りになった」とした上で、「健康食品を摂取する場合には、医療従事者に確認しながら確かな製品を適切に利用してほしい」と呼びかけている。

(あなたの健康百科編集部)

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