2016年04月27日 16:00 公開

GW前に必見! 長時間移動時にカラダを守る座り方

4月24日放送TBS「健康カプセル!ゲンキの時間」より

 ゴールデンウイークを控え、遠出の旅行を楽しみにしている人も多いはず。ただ、心配なのが長時間の移動で座りっぱなしになること。4月24日放送のTBS系バラエティー番組「健康カプセル!ゲンキの時間」では、ついやってしまいがち座り方の危険度をチェック。疲れにくい座り方やリフレッシュ法も紹介された。

背もたれ使うと腰の負担4倍!

 番組では、新幹線で使われている座席を使って座り方を街頭調査。その結果、約8割の人はすぐに座席の背もたれを倒し、そこに寄りかかって座っていた。しかし、番組に出演したカイロプラクティックの碓田拓磨さん(虎ノ門カイロプラクティック院長)は「これでは骨盤が寝てしまい、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを招く座り方」と指摘。「骨盤を立てると背骨は自然なS字カーブを描く。これが体に最も負担をかけない姿勢。この原則は立っている時も座っている時も変わらない」と解説した。

 座席の背もたれを倒すと、骨盤が後方に倒れるだけでなく、座席と腰の間に隙間が空く。重たい腰は支えを失って宙に浮く状態となり、腰への負担が平常時の4倍以上にもなるのだとか。「本人が楽だと感じる姿勢」と「体に負担の少ない姿勢」とは、必ずしもイコールではないという。

 隣の座席や肘掛けにもたれかかる、足を組むなどの座り方も、片方の骨盤に負担を集中させるNGな座り方。首や肩へ負担がかかったり、足の長さが違ってくる場合もある模様。ズボンの尻ポケットに財布を入れたまま座る習慣は、つねに一方の骨盤が持ち上がるため骨盤自体が斜めに傾いてくる危険があるそうだ。

36分間だけでも骨盤立てて座って

 そこで碓田さんは「負担のかからない座席の座り方」をアドバイス。座面に座ったら、いったん前かがみになってお尻を奥まで入れ、それから体を起こすと骨盤がしっかり立つという。

 東京~新大阪間を新幹線「のぞみ」で移動する場合(2時間20分)、途中で背中のストレッチやお尻を片側ずつ浮かすなどの動きを取り入れ、時には背もたれも使うなどもしながら、移動時間のうち36分間だけでも骨盤を立てて座ると、背筋約290回分の筋肉活動量に匹敵するという。これによって血流が促され、体を歪みから守ることができるとのこと。自動車に乗る場合も同様に、骨盤を立てて座る時間を少しでも長くすることが大切のようだ。

 番組レギュラーの三宅裕司さん、渡辺満里奈さん、英玲奈さんは、いずれも骨盤が倒れる「背もたれ派」だったが、フットレスト(足置き)を使う渡辺さんは骨盤がより傾きやすく、体を斜めにねじって座る英玲奈さんは最も負担の大きい姿勢と指摘された。職業柄、移動時間の多い3人にとって、すぐに役立てたい知識となったようだ。

 現在、一日中座って仕事をする人は血行不良や基礎代謝の低下などが原因で、そうでない人に比べ15年後の死亡率が40%も高まるという研究結果が出るほど「座る弊害」が警告されている(関連記事=「座って過ごす時間が長過ぎ」で年間43万人が死亡)。番組では、骨盤を立てることに注目した新しいタイプの椅子も紹介。また、椅子によって仕事や勉強の能率が大きく上がるという情報も紹介された。

 次回、5月1日放送では、がんなどさまざまな病気とウオーキングの関係や、忙しい人も無理なく歩数を稼ぐ法などが紹介される予定だ。

(米原まゆみ)

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