2016年06月23日 20:45 公開

おりもののニオイに「ノーパン予防法」のススメ

6月20日放送NHK「あさイチ」より

 女性の悩みの一つが、おりもののニオイやかゆみ。防げるなら防ぎたいところだ。6月20日放送のNHK情報番組「あさイチ」のコーナー「女のホケン室」で、おりものの悩みについて特集。産婦人科医や皮膚科医をゲストにさまざまな対策が紹介された。その一つ、「ノーパン予防法」とは...?

寝るときのおりものシートはNG?

 おりものとは、子宮や膣(ちつ)などから体の外に出てくる液体の総称。女性なら誰でも、毎日出るのが正常という。膣内の乳酸菌や微生物、外陰部の皮脂腺からの分泌物などが混ざっており、ニオイには個人差がある。

 女性向けサイト「ルナルナ」を運営するエムティーアイが2013年に実施した調査によると、約1,500人の女性の8割が自分のおりものが正常かどうか不安になったことがあり、そのうち28%がニオイに対して不安を抱いていたという。

 その対策として活躍するのがおりものシート(パンティライナー)だが、中には1日中を付けっぱなしという人もいるのでは? 番組に出演した三井記念病院(東京都千代田区)産婦人科の中田真木医長と、よしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子院長は、シートを付けっぱなしだとデリケートゾーンを密閉してしまい、おりものに含まれる微生物の発酵が促されて臭いを強めたり、かゆみを生んでしまったりすると指摘。汗や尿、おりものの水分がこもらないようになるべく通気を良くすることが一番で、中田先生は「就寝時はノーパンで通気性を高めるのがオススメ」とした。

ビデを使い過ぎないで

 ニオイ対策で通気性とともに重要なのが、デリケートゾーンを清潔に保つこと。吉木先生は、1日1回、せっけんで洗うのが望ましいと助言。といっても、デリケートゾーンは顔の皮膚より薄く傷つきやすいため、刺激を与えないようにそっと洗った方がいいという。もし、せっけんが染みる場合は、デリケートゾーン専用の低刺激洗浄剤を勧めた。

 また、おしっこの後に尿を丁寧に拭き取ることも大切なポイントだが、こちらも繊細な皮膚を傷つけないようにしなければならない。中田先生は「尿の拭き取りは、こするのは厳禁。押し当てる・分け入るといった表現が適切」と解説。また、汚れたペーパーが皮膚に付着したままにならないよう、注意を促した。

 さらに、清潔に保つためビデを多用する人もいるが、頻繁に使うと膣内の細菌バランスを壊すので、生理の経血を流すのにとどめてほしいと助言した。

こんなかゆみや量には注意!

 デリケートゾーンのかゆみは、単純な炎症や乾燥肌によるものがほとんどだが、中には見逃せないものがある。それが感染症によるかゆみだ。

 感染症によるかゆみかどうかはおりものの状態で判断できるそうで、吉木先生は代表例として、「細菌性膣症」(ナマモノが腐敗したようなニオイ、やや灰色のおりもの)、「トリコモナス膣炎」(泡状、黄白色のおりもの)、カンジダ膣炎(カテージチーズ状、白色のおりもの)などを挙げた。こうしたのおりものが出る場合は、婦人科の受診が必要となる。

 また、生理中から次の排卵期までは、サラサラしたおりものが徐々に多くなり、排卵後は粘性のおりものに変化して量が減っていくというのが一般的なパターンだが、おりもののシートを頻繁に交換しなければならないほどや、洋服に染み出すほどの量のおりものが続く場合は、子宮や卵管などの異常のサインの場合も。すぐに受診した方がいいという。おなかが痛くておりものが多い場合は、細菌性の炎症が疑われるそうだ。

(米原まゆみ)

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