2016年11月25日 06:00 公開

デリケートゾーンのケアで卵巣がん率UP?

黒人女性対象の米研究

 最近は、日本でも女性のデリケートゾーンをケアする専用アイテムが続々と登場している。ボディ用よりも肌に近いpH(水素イオン指数)にした専用ソープや、外出中に便利な拭き取りシート、さっと使えて手軽なパウダースプレーなどがあり、20~30歳代女性の多くが臭いの心配などから何らかのケアをしているとの調査結果もある。しかし、デリケートゾーンにボディパウダーを使うと卵巣がんになりやすくなるという黒人女性を対象にした研究結果が、米バージニア大学の研究グループにより米医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」10月号(2016 ;25:1411-1417)に発表された。

パウダー使用で卵巣がんリスク1.44倍

 研究グループは、米国内11地域で行われている黒人女性が対象の研究に登録された患者584人と患者でない745人との間で、ボディパウダーの使用と上皮性卵巣がんリスクとの関係を検討した。なお、黒人女性では一般的にボディーパウダーの使用率が高く、今回の研究でも患者グループで62.8%、患者でないグループで52.9%だった。

 解析の結果、デリケートゾーンへのパウダー使用により、上皮性卵巣がんになるリスクが1.44倍高くなった。使用期間と回数にも関係性が認められた。

 デリケートゾーン以外に使っても卵巣がんリスクが上がり、比較的ゆっくりと発症するといわれている非漿液性の卵巣がんになるリスクは2.28倍になったという。

(あなたの健康百科編集部)