2016年12月08日 10:30 公開

乾燥肌防ぐカギは「タイトジャンクション」にあり!

 冬は空気が乾燥する季節。肌荒れ、かゆみ、ひび、あかぎれ...20~60歳代の女性の約9割が乾燥肌(ドライスキン)に悩まされているという調査結果もある。特に、水を使う家事をしている女性の悩みは深刻だ。12月2日放送のフジテレビ系健康バラエティー番組「その原因、Xにあり!」では、乾燥肌の意外は原因とその対処法が紹介された。カギは「タイトジャンクション」にあるという―。

湿度だけでなく気温も重要

 東京を例にとると、夏の平均湿度が70%を超えるのに対し、冬は50%程度。そのため、体内の水分が空気中に逃げやすくなり、肌が乾燥しやすくなる。乾燥肌の原因はそのほか、偏った食事や睡眠不足、スキンケアのやり過ぎなどが挙げられるが、最新の研究で、意外なことが原因になっているのが分かったという。

 番組に登場したケイスキンクリニック(東京都中央区)の慶田朋子院長は「乾燥肌の原因は皮膚温度にあります」とした。近年、皮膚の温度低下が肌の保湿機能を弱くすることが分かったそうで、研究に携わったポーラ化成工業の木田尚子研究員は「皮膚の温度が約28度を下回ると皮膚からの水分蒸発が激しくなり、乾燥肌につながる」と説明した。

 そのカギとなるのが「タイトジャンクション」だ。タイトジャンクションは、皮膚の細胞同士をつなぎ合わせる装置(接着構造)で、「密着結合」「タイト結合」などとも呼ばれている。体の中にある水分の蒸発や異物の侵入を防ぐ役割を持っているが、皮膚温度が下がるとタイトジャンクションが機能しなくなり、細胞の間に隙間ができて水分が逃げてしまうという。

「ビニール蒸しタオル」が効果的

 冬に外出すると当然、皮膚温度は下がってしまう。番組の実験では、気温5度の場所に5分間いると、室内で33度だった皮膚温度が、顔で21度、手で18度。タイトジャンクションが機能しなくなる皮膚温度だ。

 では、皮膚温度を下げない対策法はあるのだろうか。外出時にはマスクや手袋、帽子、マフラーのほか、女性は髪を下ろすだけでも効果的という。また、首に通っている太い動脈(頸動脈)を温めると顔や全身が温められるので、帰宅後は「ビニール蒸しタオル」を首にあてるのが良いそうだ。ビニール蒸しタオルが作れない外出時は、温かい飲み物の容器で代用してもよいとのこと。

 なお、普通の蒸しタオルだと、タオルからの水分が蒸発するときに肌の水分まで蒸発させてしまい、過乾燥を招きやすくなるという。

<ビニール蒸しタオルの作り方>
・タオルをぬらす
・ビニール袋に入れて口を締めない
・電子レンジで温める(500Wで50~60秒、600Wで40秒)
・ビニール袋に入れたまま首にあてる

 次回の12月9日放送は「口臭・痔(じ)・尿漏れ...人に言えなかったお悩み解決SP」というテーマで、普段人に言えない体の悩みの解決法が紹介される。

(萩原忠久)

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