バンコク発Drワタリの健康見聞録
2017年02月03日 10:00 公開

バンコクで必須な生活術ーレディーボーイの見分け方

 常夏のバンコクには毎日24時間、海外からの観光客が集まり続けます。独自の文化や伝統、主に仏教を信仰しており宗教的対立が少なく、都市部での安全性も高く、極めつけは世界最大級の歓楽街でもある事から欧州からの人気も抜群です。

美容クリニックが乱立、フツ―の男性も通院?

 バンコクのシーアムやアソークあたりにある歓楽街を歩けば、非常にキレイな女性達(らしき人達も含む)が多く、目を奪われます。

 美容意識が極めて高い、バンコクの街では日本のコンビニのように美容形成・皮膚科のクリニックが乱立しており、ちょっとしたスーパーのような所にも必ず付属してクリニックが併設しています。

 医療技術は私のような門外漢から見ても、世界的に高いレベルにあり、診療は全て英語で可能(日本人街は全て日本語で可能)です。気になる値段は日本人向けクリニックで無ければ日本の3分の1~2分の1とかなり格安になっています。

 これだけ多くのクリニックが開業できているということは必ずその需要があるはずで、顧客となっているのはそのキレイなお姉さん系の人達だけではなく、その辺を歩いているオジサンや男子大学生らしき普通の男性達も待合室によく見かけます。

美しくなりたい希望を叶える医療が充実

 「キレイなお姉さんは好きですか?」というキャッチコピーがありましたが、ニューハーフ(レディーボーイ)が多いここバンコクではそもそも女性であるかどうかという根源的問題から気を配る必要があります。

 必要があるかどうかは別として、ではどうすれば簡単に見分ける事ができるでしょうか?いえ、これはバンコクに住む際の生活術です。まず、直観的診断として最も有用な所見に【異常にキレイすぎる】という事があります。

 文章では伝えにくいのですが、日本人的なカワイイという表現よりも、必要以上の美しさというか妖艶さを持っている事が多いです。

 もちろん、声を聞けば判別し易いのですが、身体所見としては喉に着目しましょう。通称・ノド仏(甲状軟骨)は男性特有に発達するので、よく見れば違和感があるのです。

 その他には、女性ホルモンなどで治療したとしても隠す事ができない体のライン(肩幅や腰)、手の大きさや関節の太さなど男性的な骨格に注意します。またより女性的に見せる為に歩き方もやや誇張されている事が多いのが特徴です。

 ここまでお話ししましたが、美しくなりたいというキレイなお姉さん達の願望を叶える医療サービスがバンコクではあの手この手で発達しております。最近では声を変えてしまったり、喉仏とってしまったり(甲状軟骨切除)なども普及しているために、実際には現場の医師でさえも区別がかなり難しい事があります。

 男性の皆様、タイでキレイな女性と出会っても、浮かれ過ぎないように......。

和足孝之(わたり・たかし)

2009年 岡山大学医学部卒業(学士編入学)。湘南鎌倉総合病院での研修を経て、東京城東病院総合内科の立ち上げ業務後、熱帯医療を体感するためタイに渡り、マヒドン大学臨床熱帯医学大学院で学ぶ。2016年帰国。現在、島根大学医学部卒後臨床研修センター教育専任医師。関東50以上の救急病院で断らずに当直業を行い、医療システムと様々な病院における問題を実感しその提起をブログなどでも発信している。熱血&闘魂という言葉をこよなく愛する暑苦しい3児の父。