2017年08月18日 06:00 公開

糖尿病、糖尿病予備軍が1億人以上

CDCからの報告、米国成人の糖尿病・予備軍事情

 糖尿病は世界的に増え続けているという。先ごろ発表されたデータによると、中国でも10人に1人が糖尿病だといわれている。そんな中、糖尿病大国といわれている米国では、米国成人の糖尿病または糖尿病予備軍が1億人以上と推計されるという。米疾病対策センター(CDC)がNational Diabetes Statistics Report 2017年版を公表した。

糖尿病診断の4人に1人が自分の体の状態を把握せず

 調査の推計には、国民健康・栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)と全米の推計人口データが用いられた。2015年には、米国の糖尿病患者は3,030万人で、治療を行わなければ5年以内に糖尿病になる予備軍が8,410万人に上るという。

 18歳以上の新規糖尿病患者は150万人、すでに糖尿病である2,880万人の4人に1人の当たる720万人が自分の体の状態を把握せず、診断を受けていない状態だという。一方、糖尿病予備軍とされる人々の9割近くが、診断を受けておらず、自分の体の状態を自覚していなかったという。

 また、糖尿病診断率は加齢に伴い増加し、18~44歳が4%、45~64歳が17%、65歳以上が25%。人種別の診断率は、アメリカ・インディアンおよびアラスカ先住民(15.1%)、非ヒスパニック系黒人(12.7%)およびヒスパニック系(12.1%)で高く、アジア系(8.0%)、非ヒスパニック系白人(7.4%)は比較的低かった。

 糖尿病は2015年に米国の死因第7位になり、主要な健康問題としてCDCは重要視している。

 今回の調査結果について、CDCのDiabetes Translation部門のAnn Albright氏は「以前ほどの急増ではないものの、糖尿病は変わらず、増加傾向にある。糖尿病は多くの重症合併症の要因になる。2型糖尿病予防の枠組みとしてCDCは糖尿病予防プログラムを運営しており、糖尿病に対処することで、心臓病、脳卒中、神経・腎障害および失明などの健康問題を阻止していきたい」と話している。

(あなたの健康百科編集部)