2017年10月02日 06:00 公開

子どもはいらない?日本人女性

欧米との比較調査で判明

 日本人女性は欧米の女性と比較して、子どもが欲しいという気持ちが弱い。そんな結果が医療機器メーカー・Cook Japan株式会社の実施した調査で明らかになった。同社は2017年8月、日本・米国・フランス・スウェーデンの都市圏に住む18~39歳の子どものいない女性計800人を対象に、妊娠・出産、不妊治療などに関する調査を実施。その結果、将来子ども持つことを希望する日本人女性の割合は63.0%で、米国、フランス、スウェーデンより10~20%ほど低かった(図1)。

図1. 将来、子どもが欲しいと思う女性の割合

子育てに対する自信がない傾向も

 調査は各国の女性200人を対象に行われ、その年齢層は10代(18、19歳)、20代前半、20代後半、30代前半、30代後半でそれぞれ40人ずつだった。日本人女性はほぼ全ての年齢層で、「将来、自身の子どもが欲しい」と思う割合が欧米各国より低かった。

 また、将来、子どもが欲しいと思わない理由について尋ねると、「子育てをする自信がないから」との回答が日本では51.4%と、欧米各国より30%以上高かった一方、「現状のライフスタイルに満足しているから」との回答は日本で23%となり、欧米各国より30%以上低かった(図2)。

図2. 将来、子どもが欲しいと思わない理由

(図1、2ともCook Japan株式会社リリースより)

 この結果から、子どもを望まない主な要因として、日本人女性では子育てに対する自信のなさが、欧米人女性では自身の人生設計上、必要性を感じないことが挙げられた。

 さらに、性交渉に関連する情報、知識がある割合についても調査が実施された。「女性主体の避妊方法(ピル、子宮内避妊具、避妊手術)」、「緊急避妊ピル」、「性感染症とその予防法」を知っている割合を各国で比較したところ、日本人女性ではそれぞれ66.5%、50.5%、56%だったが、欧米人女性はそれぞれ概ね75~90%となり、日本人女性におけるこれらの情報や知識の不足が示された。

 日本の少子化問題を解決するためには、今回の調査のように、日本人女性が出産を避ける要因を多角的に検証していく必要があると考えられる。

(あなたの健康百科編集部)