2017年10月20日 06:00 公開

セカンドオピニオンの経験は1割、ほとんどは利用に満足

 病状や治療方針などについて主治医以外の医師に意見を聴く「セカンドオピニオン」を利用したことがある人は約1割であることが、セカンドオピニオン支援事業を行っているジェイマックシステムの調査で分かった。利用した人の8割近くは「利用してよかった」と回答。また、利用しなかった人の約2割は利用しなかったことを後悔しており、セカンドオピニオンが着実に普及してきている状況が裏付けられた。

利用した人、利用を考えた人は他人への推薦も前向き

 調査は、インターネットを利用して全国の40歳代以上の男女500人を対象に行われた。性別、年代によるサンプル数が均等になるようにした。実施は2017年8月。

 調査ではまず、自身または知り合いのがん経験の有無を質問、あると回答したのは67.4%、ないとしたのは32.6%だった。経験がある人にセカンドオピニオンを利用したか否かを聞いたところ、「利用した」は13.6%、「利用しようと思ったがしなかった」が4.7%、「利用しなかった」50.1%だった。「利用した」と回答した人のうち76.1%が「利用してよかった」としていた。その理由を自由回答してもらったところ、「より良い治療法が見つかった」「自分が納得できる治療をうけることができた」などが挙げられた。

 セカンドオピニオンを「利用した」「利用しようと思ったがしなかった」と回答した人のセカンドオピニオンを探す情報源では、「家族、友人、知人」が51.6%と最も多く、次いで「インターネットや雑誌」24.2%、「主治医に探してもらった」22.6%などの順だった。

 また、家族などからがん告知の相談を受けたらセカンドオピニオンを勧めるかについては、「迷っているなら勧める」46.8%、「自分の体験を話して勧めたい」24.2%、「病状によって勧めるか考える」21.0%などで、「勧めない」と回答した人はいなかった。

  セカンドオピニオンを「利用しなかった」「利用しようと思ったがしなかった」と回答した人に、「利用しておけばよかったと思いますか」と聞いた結果、「はい」が23.2%、「いいえ」が76.8%だった。

 利用しなかった理由としては、「セカンドオピニオンを知らなかった」「診断に疑問を持つということがなかったから」「結果は同じと思った」などの回答があった。

(あなたの健康百科編集部)