2017年11月20日 06:00 公開

成人に多い、根元虫歯ご注意を! 80歳代では7割の人が

 加齢や歯周病によって歯茎が退縮し、露出した歯の根元に虫歯ができることがある。「根元むし歯」などと呼ばれ、成人、特に高齢者では問題とされていながらも、よく分かっていない。サンスターグループオーラルケアカンパニーが行った20歳代~80歳代を対象にした調査結果によると、約半数に根元むし歯があり、年齢が高くなるにつれ多くなることが分かった。

歯周病との関連は薄い

 今回の調査は、2016年11月~2017年1月の2カ月にサンスター財団附属千里歯科診療所に通院している20歳代~80歳代を対象に、カルテデータの使用に同意の得られた298人を調査した。調査項目は、根元むし歯の有病率、根元むし歯の重症度と歯周病重症度との関連など。

 調査結果によると、根元むし歯の有病率は49.3%だった。深さ0.5mm以上の根元の欠損がある「Code2」が17.1%、Code2に達しない「Code1」が32.2%という内訳。年代別では、30歳代の7.7%から年代が高くなるに従い増加し、80歳代で70.0%と最も高くなっていた。

 根元むし歯が発見された部位の約90%に歯周病か歯周病既往歴があった。しかし、根元むし歯の重症度と歯周病の重症度は50歳代以外では相関関係が見られなかったという。つまり、歯周病が根元むし歯の引き金になっているとは考えにくい。研究グループは「根元むし歯と歯周病、両方の予防を併せて行うことが重要」と結論付けている。

(あなたの健康百科編集部)