2017年12月13日 10:00 公開

電子たばこは若者を喫煙に導く

使用者の半数が1年半後に喫煙を開始

 日本でも加熱式電子たばこを巡る議論が活発になっているが、この論争をさらに盛り上げそうな研究が米国のAm J Med誌に発表された。紙巻たばこの喫煙経験がなく電子たばこを使用した若者の約半数が、1年半後に喫煙を開始していたという。

喫煙開始のリスクは電子たばこ非使用の約7倍

 喫煙者の禁煙に役立つとされる電子たばこだが、一方で喫煙経験がない若者が使用した場合、喫煙に導くのではないかと懸念されている。研究者らはこのことを確かめるために、今回の研究を行った。

 研究の対象は、喫煙の経験のない18~30歳の米国人1,506人で、18カ月後の喫煙の有無を調べ(調査できたのは915人)、電子たばこ使用者と非使用者で喫煙開始率を比較した。

 その結果、電子たばこ非使用者で18カ月後に喫煙者になっていたのは10.2%だったのに対し、電子たばこ使用者では47.7%に上った。電子たばこ使用による喫煙開始のリスクは、使用しない場合の6.8倍と計算された。

 研究者らは、非喫煙者の電子たばこ使用を減少させる取り組みが必要だと主張している。

(あなたの健康百科編集部)