2018年04月25日 06:00 公開

4月25日は世界マラリアデー

 マラリアに関する教育と理解を広めるために、世界保健機関(WHO)が2007年に4月25日を世界マラリアデーに制定した。2001〜06年の4月25日はアフリカマラリアデーであった。2015年における世界のマラリア患者の発生数は2億1,200万人、死亡数は43万人、死亡数の3分の2以上が小児で、患者の約90%がアフリカ、約7%は東南アジアで発生している。蚊帳などの対策でマラリアの患者数、死亡数は減少傾向にあるが、まだサハラ以南のアフリカでは43%の人が殺虫剤処理を施した蚊帳や室内残留殺虫剤スプレーを使用しておらず、発熱のある小児の36%が治療を受けていない。

 多剤耐性マラリアが2007年にカンボジアで発見され、タイ、ラオス、ベトナムなどに広まってきており、注意が必要である。英国のグラクソ・スミスクライン社が開発した世界初の熱帯熱マラリア原虫とB型肝炎の遺伝子組み換えワクチンであるMosquirixⓇを、欧州医薬品庁(EMA)が2015年に推奨した。マラリア流行地域で生後6週〜17カ月の乳幼児に接種することが推奨されており、接種後12カ月の有効率は31〜56%である。WHOはそのワクチンを生後5〜9カ月の乳児期に3回、その15〜18カ月後に1回の計4回接種するプログラムをガーナ、ケニア、マラウイで今年(2018年)実施する。