2018年05月02日 06:00 公開

5月2日は歯科医師記念日

 1906年5月2日に歯科医師の身分や業務を規定する歯科医師法が公布されたことを記念して、日本歯科医師会が1957年に5月2日を歯科医師記念日に制定した。1890年代に医師の団体が医師法制定を目指して活動を始めたことを受け、1903年に大日本歯科医会(現・日本歯科医師会)が設立され歯科医師法の草案をまとめ、1906年3月に医師法と同時に成立した。

 歯周病と齲蝕が歯の喪失の二大原因で、よく噛めないと全身の健康状態の悪化につながり、歯と口の健康は健康寿命の延伸につながる。菌血症は抜歯操作の他に、歯周基本治療で行う物理的・機械的処置によって一定の割合で起こる。歯周病の罹患によって虚血性心疾患の有病率・死亡率が高くなる。C反応性蛋白(CRP)などの動脈硬化性疾患のリスクマーカーは歯周病により上昇し、積極的な歯周病治療により改善する。歯周病に罹患した妊婦では、早産・低体重児出産のリスクが増加する。口腔ケアは呼吸器疾患の発症を抑制する。歯周病が脳卒中(Stroke 2018; 49: 355-362)、関節リウマチ(Jpn J Clin Immunol 2017; 40: 391-395)、糖尿病(J Pharm Bioallied Sci 2017; 9 Suppl 1: S211-S216)などと関係しているとの論文も多い。