2011年11月17日 公開

世界の乳がん患者は30年間で2.5倍以上増加

 世界の女性の乳がんと子宮頸(けい)がんの発症はこの30年間増加を続けており、特に乳がんの発症は2.5倍以上増加していると、米ワシントン大学のMohammad H. Forouzanfar氏らが英医学誌「Lancet」10月22日号(2011; 378: 1461-1684)に発表した。

187カ国のデータを収集

 Forouzanfar氏らは、世界187カ国の1980~2010年の死亡率、発症率、人口動態登録などに関するがん登録データを集め、30年間の乳がんと子宮頸がんの発症および死亡動向を調べた。

 世界の乳がんの発症は、1980年の64万1,000人から2010年には164万3,000人に増加し、年間増加率は3.1%だった。子宮頸がんは、80年の37万8,000人から10年には45万4,000人に増加、年間増加率は0.6%だった。

 2010年の乳がんによる死亡は42万5,000人で、うち6万8,000人が発展途上国の15~49歳の女性。乳がんによる死亡は、国や地域により著しい変動があった。一方、子宮頸がんによる死亡は減少していたが、10年の死亡は20万人を数え、そのうち4万6,000人が発展途上国の15~49歳の女性だった。

(編集部)

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