2013年04月02日 公開

日本への渡航注意も、風疹報告数が3カ月で昨年全体上回る

 国立感染症研究所4月2日、同研究所が発行している感染症発生動向調査で、今年1月~3月27日の風疹(三日ばしか)の報告数が2,418例を記録し、昨年全体の2,353例を3カ月で上回ったと発表した。風疹の流行期は春から夏であるため、今後さらに報告が増えることが懸念されており、英国では当局から日本への渡航者に向けた注意喚起も出されている。

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流行は東京から全国的に

 昨年の風疹報告数は過去5年で最多の2,353例だったが、今年は異常なペースで増加しており、2月末で累積1,000例を突破。3月27日までのわずか3カ月で昨年全体を上回ってしまった。

 都道府県別の報告数は、東京都で最も多い状態が続いている。周囲の神奈川、千葉、埼玉、茨城の各県でも前の週に比べて報告数が増加しており、昨年末には報告数が減少していた兵庫県、大阪府の報告数が再び増加した。また鹿児島、静岡、愛知の各県でも増加が見られるなど、全国的に流行が広がりつつある。

 日本の風疹流行を受けて、海外でも注意喚起が行われている。英国保健サービス(NHS)は3月20日、2012年から東京を中心に風疹流行が続いており若年男性の風疹脳炎が2例、妊婦の感染による胎児の先天障害(先天性風疹症候群)が7例報告されていると紹介。日本への渡航を予定している自国民に対し、風疹にかかったことやおよび予防接種を受けたことがない場合は、風疹ワクチンを接種するよう推奨している。

(編集部)

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