2014年01月09日 公開

オリーブ油は糖尿病も予防、リスク4割減―スペイン研究

 昨年2月、オリーブ油やナッツ類を積極的に食べると心臓病になる危険性が3割減るとの研究結果が発表されたが(関連記事)、同じ研究で糖尿病(2型)になるリスクも減ることが分かった。1月7日発行の米医学誌「Annals of Internal Medicine」(2014; 160: 1-10)に発表した論文によると、オリーブ油を積極的に食べたグループは、脂質を制限したグループに比べて新たに糖尿病になるリスクが4割少なかったという。

ナッツ類では効果認められず

 今回の研究は、糖尿病でないものの心血管病になる危険性が高い男女3,541人(55~80歳)を対象に、

  1. 地中海食の中でも特にオリーブ油を多く取る(1日50ミリリットル相当)グループ(オリーブ油グループ)
  2. 地中海食の中でも特にナッツ類を多く取るグループ(ナッツ類グループ)
  3. 脂質を抑えた食事を取るグループ(脂質制限グループ)

―に分け、4.1年間(中央値)で新たに糖尿病になった割合を比べた。

 なお、地中海食とは南欧で日常的に食べられている食事で、オリーブ油やフルーツ、ナッツ類が多く含まれている。

 分析の結果、脂質制限グループに比べ、オリーブ油グループで糖尿病になるリスクが40%低下していることが分かった。ナッツ類グループも低下傾向にあったものの、統計学的には効果が認められなかった。

 以上のことから、研究グループは「カロリー制限を行うことなく、オリーブ油を豊富に含む地中海食を食べることで、心血管病になる危険性が高い人が糖尿病になるリスクを減らせることが示された」と結論付けている。

(編集部)

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