2014年11月26日 公開

ブロッコリーの新芽成分が肝機能を改善―東海大

カゴメと共同で「スルフォラファン」を研究

 東海大学とカゴメは、肝臓の機能が弱っている男性について調べた研究結果から、ブロッコリーの新芽に含まれている成分「スルフォラファン」を続けて取ることによって肝臓の機能が改善されると発表した。スルフォラファンはブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれており、解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用などを示すことから、さまざまな病気の予防・改善への効果が期待されている。人間で肝機能の改善を示した研究結果としては世界初の報告という。

ALT、γ-GTPが改善

 今回の研究を行ったのは、東海大学医学部付属東京病院の西崎泰弘副院長(医学部教授)を中心とした研究グループ。西崎副院長らは、同院に通院する患者のうち、肝機能を示す検査値が高い男性52人を、(1)体内で分解されるとスルフォラファンに変わるスルフォラファングルコシノレート(SGS)を10ミリグラム含むカプセルを1日3粒、2カ月間摂取する「スルフォラファン群」、(2)SGSを含まないカプセル(プラセボ)を同様に摂取する「プラセボ群」―の2グループに分けて検討した。

 その結果、スルフォラファン群では肝機能の検査項目の一つであるALT(GOT)とγ(ガンマ)-GTPの値が改善したが、プラセボ群では変化が認められなかったという。

 以上から、研究グループは「解毒、抗酸化、抗炎症作用などの肝臓が持つ防御機構を高めてくれるスルフォラファンを継続的に摂取することは、肝機能の改善に有効であると示された」と結論している。

 なお、この研究結果は、11月27~28日に東京都内で開かれる日本肝臓学会の会合でも発表される予定だ。

(麻耶)

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