2015年01月26日 06:00 公開

子供の3人に1人が花粉症か、父母の実感―ロート製薬調べ

 ロート製薬は1月21日、0~16歳の子供を持つ父母を対象に行ったアンケート調査の結果を発表し、父母の実感では子供の3人に1人が花粉症ということが分かった。前々回、前回の調査結果も併せて見ると、発症年齢の低年齢化は年々、少しずつ進んでいるという。※医師の診断ではなく父母の実感によるもの

5歳までに発症が4割超

 調査は2014年12月、0~16歳の子供を持つ父母1,522人を対象に、自身の子供2,452人の花粉症に関する症状や実態などについてアンケート形式で行われた(前回調査の結果は右記事を参照:増える子供の花粉症、5歳までの発症が4割超える)。

 その結果、子供が「花粉症だと思う」と感じている父母の割合は32.7%、その他のアレルギー症状を実感している割合は「通年性アレルギー性鼻炎」が24.7%、「アトピー性皮膚炎」が10.6%、「喘息(ぜんそく)」が8.3%で、「花粉症」は「アトピー性皮膚炎」の3倍以上に上った。

 また「子供が花粉症だと思う」と答えた人に、発症したと思われる年齢を聞いたところ、 5歳までが43.8%(2012年調査36.6%、2013年調査41.8%)、10歳までが80.4%(2012年調査69.3%、2013年調査78.6%)。同社は、過去2回の調査結果も併せて見ると、発症年齢の低年齢化が進んでいることがうかがえるとしている。

 さらに、花粉症の代表的な症状の一つである目の充血やかゆみなどについては、花粉症の子供の34.0%が目や目の周りの皮膚をかいているという実態が分かった。一方、目の充血やかゆみがあっても、約5人に1人の子供は、親が症状に気づいているものの、症状を抑える薬を使っていながったという。

◆専門医のコメント
大阪府済生会中津病院(大阪市)小児科、免疫・アレルギーセンター 末廣豊医師

 近年、花粉症の子供の数は増加しており、今回の調査でも年々微増していることが分かりました。症状は大人と同様に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどが起こります。特に目のかゆみに関しては、我慢できずに目の周りや目の粘膜を手でかいたり、こすったりしてしまいます。目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です。小さなお子さんは、自分では花粉症ということが分からず、大人のような典型的な症状がそろわないこともあるので、 周りの人が小さなサインを見逃さないことが大切です。

(編集部)

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