2015年11月20日 公開

ノロウイルスの危険! オムツ替え後「手洗わない」7割

消費者庁調べ

 11月から翌年2月は、ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が流行する季節。感染の予防には手洗いが簡単で効率的な方法だが、消費者庁が全国2,000人の男女を対象に調査したところ、3割の人がオムツを替えた後に手を洗わないことが分かった。また、手を洗う時間は30秒以上が推奨されているが、9割が30秒未満で済ませていることも判明。ノロウイルスなどへの感染を防ぐためにも、消費者庁は正しい手洗いを行うよう勧めている。

トイレ後も15%が「洗わない」

 ノロウイルスに感染すると、激しい嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などを起こし、特に子供や高齢者などでは症状が重くなる。予防するワクチンはなく、治療は対症療法に限られている。指や食品についたウイルスが口を通じて入ってくる、というのが主な感染経路で、感染した人の便や嘔吐の処理をしたら、念入りに手を洗うことが大切だ。

 今回の調査は、消費者庁が全国の16~65歳の2,000人(男性50.3%、女性49.7%)を対象に、インターネットを通じて行われた。

 その結果、15.4%がトイレ後に手を洗っていないことが判明。また、調理前も84.7%が手洗いをしていたものの、調理後や食事前になるとそれぞれ65.2%、52.6%に下がった。

 さらに、子供の世話をする前後、病人の世話をする前後に手を洗っている割合は15~30%程度にダウン。「オムツを替えたり、トイレの介助をした後」は33.0%、「嘔吐物を処理した後」は41.9%にとどまり、ノロウイルスに感染する危険性が高い状態にあることが分かった。

手洗い「30秒以上」は7.2%

 食品を扱う人は30秒以上かけて手を洗い、すすぎにも20秒かけることが推奨されている。東京都福祉保健局は、その時間を「『ハッピーバースデートゥーユー』を2回歌う程度」としている。

 しかし、今回の調査では「5~10秒未満」が39.7%で最も多く、続いて「10~15秒未満」(26.3%)、「15~20秒未満」(11.0%)で、「30秒以上」は7.2%にとどまった。

 消費者庁は「食事前、トイレの後には必ず手洗いを」「感染予防、汚染防止のために手洗いをしましょう」などと呼びかけている。

(あなたの健康百科編集部)

関連リンク(外部サイト)