話題の「8時間ダイエット」、巨漢ライターが1週間実践!

2016年02月03日 公開

話題の「8時間ダイエット」、巨漢ライターが1週間実践!

 近頃流行している「8時間ダイエット」。1日のうち8時間だけ食事をしていい時間とし、残りの時間は食べないというルールを設けることで、食事の内容を制限しなくても体重が減っていくと話題だが、果たしてこのダイエットは本当に楽して痩せられるのか。業界屈指の巨漢ライターが、実際に1週間このダイエットの実践し、その効果を試してみた。

8時間は何でも食べてOK

 「食事制限をしないダイエット」というのがよく話題に上る。例えば、一時期流行った「好きなだけ食べていいダイエットスープ」などが有名だ。そもそも、ダイエットという言葉が食事制限を意味するものであるため、そこから矛盾をはらんでいるのだが、それだけ食事制限によるシェイプアップはつらいということなのだろう。

 だが、こうした方法は食べてもいいメニューが制限されるなどの欠点が多く、定番のダイエット方法として定着していないのが現状だ。

 そんな中、新しいダイエットがにわかに注目を浴びている。それが8時間ダイエット。こちらはその名前の通り、1日のうち8時間だけ食べ物を食べていい時間を作り、残りの16時間は食べ物を口にしない、というものだ。

 この8時間の間には基本的に何を食べてもいいのだが、「卵と脂身の少ない肉、乳製品、ナッツ類、豆類、ベリー類、色の明るい果物、穀物、緑の葉野菜」の8種類をスーパーフードとし、1日の食事に、この中から2種類を取り入れることが推奨されているという。

 8時間制限を行うことで、1日のうち16時間は食べ物を摂取しない断食状態になり、体の脂肪を燃やす時間が増えることが痩せる理由なのだそうだ。

肥満体がいざチャレンジ!

 ちなみに筆者は、身長178センチ、体重180キロ。恐らくライター業界でも屈指の肥満体だろう。これまで企画などでこうしたダイエットを各種試してきたが、続かずにいつも体重が元に戻ってしまうということを繰り返してきた。そのため、今回は8時間ダイエットの継続性に関しても注目していきたいと思っている。

 まず、初日の体重を測定するために、スポーツジムへ行くことに。これぐらいの体重になってしまうと、なかなか普通の体重計で測れないのも一つの悩みだ。

 すると、なんと体重がまさかの200キロに到達していることが発覚。確かに、ここのところ暴飲暴食を繰り返していた部分もあったが、まさかの大台に到達していたことにショックを隠し切れない。ライターとしてのプロフィールを変えずに済むよう、痩せなければ...と、この企画に期する思いを強くし、まずは1週間ほどこのダイエットを実践した。

 最初に、食べていい時間を設定することにした。筆者は大体、朝10時から深夜2時ぐらいまでが基本的な活動時間であるため、午前11時から午後7時までを食べていい時間にすることにし、それ以外の時間はゼロカロリージュースやたばこで口さみしさをしのぐ、というスタイルにすることにした。

食事スケジュールが大事

 この生活を始めてみてさっそく気付いたのは、このダイエットはかなり無理矢理でないと1日3食を食べるという生活が難しい、ということである。初日は午前11時に朝食(というかほぼ昼食だが)を取り、午後5時少し前に2食目を取ったのだが、これでは3食目まで2時間しか空けられず、結局3食目を取ることなく"断食タイム"を迎えることに。寝る前の3時間程度、かなりの空腹感にさいなまれることとなった。

 これを踏まえ、2日目には、午前11時、午後3時、午後6時半の3食にしてみたのだが、これはこれでかなり詰め込むスケジュールになってしまい、いつもよりも食べられる量は減る。結局、3日目以降は、午後3時の食事を軽いナッツとシリアルにし、スーパーフードのうち2種類を摂取するための軽い食事にした。

 このダイエットの鬼門となるのは、8時間が過ぎた後の空腹である。もともと筆者がこれだけ太ってしまったのは、ダラダラとジャンクフードなどを食べ続ける習慣によるところがかなり大きいのだが、それにしても、午後7時~深夜2時の起きている7時間、何も食べずに過ごすというのは、普通の人にとってもかなりつらいのではないだろうか。

 上記の通り、筆者はゼロカロリージュースとたばこで残りの時間の空腹感と闘っていたのだが、いつもよりもたばこの量がかなり増えてしまい、またジュースの飲み過ぎによっておなかが緩くなるなどの体の不調や、さらには仕事の効率も著しく下がったため、5日目からは午後11時に就寝して空腹を誤魔化すという多少強引な手段で解決することとなってしまった。

1週間で6キロ減!

 何とか1週間を過ごした後、再び体重を測定すると、200.4キロから194.5キロと、1週間で6キロ減。体重の面ではかなりの成果を上げることができた。この成果が上げられたのは、もちろん能書き通り、体脂肪が燃える時間が増えた、というのもあるのかもしれないが、単純に食べる量が減ったのが原因ではないだろうか。

 1日のうちの3分の1しか食べていい時間が作れない、という状況では、よほど大食いが得意な人でもない限り、いや応なしに食事制限を強いられることとなる。「時間内なら何でも食べていい!」とのうたい文句が楽だと考えて始めると、思わぬ苦痛を味わうことになりそうだ。

 もちろん、このダイエットにも良い点はある。それは、スイッチの切り替えが楽という点。普通の食事制限に比べ、何を食べてもいい時間が設定されているのは、精神的には非常に楽だった。「明日の朝になったら絶対にお菓子も食べる!」と思えば、、空腹の時間を比較的簡単に耐えることができたのだ。

 さらに、断食の時間は仕事の能率がかなり下がるため、食べられる時間に仕事もちゃんと終わらせようと集中でき、仕事の能率が上がるという"副作用"もあった。

判定は...?

 とはいえ、この変則的な生活をずっと続けるのは正直かなりつらい。睡眠時間を8時間と仮定すると、8時間は食べてはいけない時間となり、体力や気力も落ちるのが実感できる。また、普通の社会人が8時間以内に3食を取れるのかという疑問も残る。

 短期間で痩せなければいけないなどの特殊な事情があれば別だが、筆者にとっては他の健康的なダイエットの方がいいと感じた。あくまでも変化球のようなもの、という認識で行った方が無難だろう。

(文・写真/阿左美賢治)