2018年02月26日 06:00 公開

春から初夏に向け、成人女性の首こりリスクが増加

パソコンやスマホの使用増加も影響

 多くの人が悩まされる首こり。ピ ップが以前実施した調査によると、女性では実に7割が首こりに悩まさ れているという。同社では2017年12 月、その実態を探るため追加で調査を実施。その結果、季節としては生活環境が大きく変化する春から初夏に、時間的にはパソコンやスマホの操作、デスクワークの最中に首こりを訴える女性が多かったと報告した。

頭痛や腕の痛み、だるさが重症化の サイン

 一般的に女性は男性と比較して首が細長く、少ない筋肉で頭を支えているため、血流が滞りがちで首こりが起こりやすいとされる。

 そこでピップは2017年12月、フルタイム勤務で、パソコンやスマホを日常的に利用し、肩や首のこりを感じている20~50歳代の首都圏在住女性309人にインターネット調査を実施。

 その結果について、稲毛病院(千葉県)整形外科・リハビリテーション科・健康支援科部長の佐藤務氏に意見を聞いた。

 アンケートでは、対象者のうち約8割が季節の変わり目や生活環境の変化で「体の不調を感じる」と答えた。

 佐藤氏は季節の変わり目のうち春から初夏に注目し、「寒暖の差が激しく血行が悪くなることに加え、人事異動や子供の進学・進級などで生活環境が変化するこの時期は、首こりに注意する必要がある」と述べている。

 また、首こりを感じる時間について尋ねると、1位は「パソコン操作・デスクワークなどの仕事のとき」(64%)との回答が圧倒的に多く、次いで「スマホを長時間使用しているとき」が7.8%であった()。

 さらに、約9割が「パソコン・スマホを使うようになって首こりがひどくなったと思う」と答え、約5割が頭痛や目の疲れ、肩の痛みを感じていた。佐藤氏は「首こりは放置しておくと全身に悪影響が及ぶこともあり、頭痛や腕の痛み・だるさは首こりが重症化しているサインといえる」と指摘し、「首を上下左右に動かし、上を向くときに首から肩、指先にかけて違和感があれば首こりの危険がある」と注意を促した。

 そして、首こりの予防には、首を動かさず胸を張った状態のまま、手の平で頭を前後左右に各30秒ほど強く押す運動が効果的で、適度な休憩や睡眠、栄養豊富な食事を心がけることも良いという。

図. 首こりを感じる時(1~3位まで回答)

(あなたの健康百科編集部)