2018年06月14日 06:00 公開

食べるならミルクよりダーク? チョコで視覚改善

 大人も子どもも大好きなチョコレート。肥満や虫歯は気になるけれど、ついつい手が伸びてしまうという人は多いだろう。そんなチョコレート好きが注目する研究結果が、米国の研究グループから示された。ダークチョコレートはミルクチョコレートに比べて、視覚(視力やコントラスト感度)の改善度が大きいという。詳細は、4月26日発行の医学誌「JAMA Ophthalmology」(電子版)に掲載されている。

ダークは視力とコントラスト感度の改善度が大

 これまでの研究で、ダークチョコレートは、血流や気分、認知機能を改善させることが示されている。しかし、視覚にどういった影響を及ぼすかについてはほとんど分かっていない。

 そこで研究グループは、チョコレートを食べた後に生じる視覚への短期的な影響を、ダークとミルクの2種類のチョコレートで比較した。

 眼の病気がない男女30人(男性9人、平均年齢26歳)に、まずダークかミルクどちらか一方のチョコレートバーを食べてもらい、1時間45分後に視力とコントラスト感度を測定。その後、少なくとも72時間空けて、もう一方のチョコレートバーを食べてもらい、同様の測定を行い、これらのデータから視覚を評価した。コントラスト感度とは、視覚を評価するための指標の一つで、微妙な濃淡の違いを判別する能力を指す。

 その結果、視力は、ミルクチョコレートに比べてダークチョコレートを食べた後、わずかに改善した。コントラスト感度も、ミルクチョコレートよりダークチョコレートを食べた後の方が改善していた。視力検査およびコントラスト感度検査の結果を合わせた総合スコアでは、ミルクチョコレートと比較してダークチョコレートを食べた後に明らかな改善が見られた。

 研究グループは、「摂取2時間後のコントラスト感度および視力は、ミルクチョコレートバーよりダークチョコレートバーで明らかに良好だった。これは、ダークチョコレート中に含まれるポリフェノールによる血流の増加によってもたらされるものかもしれない」と推察。加えて、「こうした効果の持続時間や実生活への影響については、さらなる研究が必要だ」とコメントした。

(あなたの健康百科編集部)