2018年06月28日 06:00 公開

若い女性は飲み過ぎによる骨量低下に注意

 日本では20歳未満の未成年による飲酒は法律で禁止されているが、欧米では18歳から飲酒が可能な国も少なくない。しかし、このほどJournal of Studies on Alcohol Drugs6月13日オンライン版)に掲載された論文によると、10代女性の過度な飲酒は骨量の低下につながることが分かったという。

18〜20歳の女性で腰椎の骨量が低下

 研究グループは、18歳から20歳までの女子大生87人から、初経の年齢、ホルモン避妊薬の使用、身体活動、喫煙習慣、重度の突発性飲酒(Heavy episodic drinking:HED)の各項目をオンライン調査で収集し、DXA(二重X線吸収)法で各人の除脂肪体重と腰椎の骨量を計測した。

 その結果、高校に入学して以降、2時間以内に4杯以上飲酒した回数が115回以上に達するHEDの人で、骨量が低下していた。ただし、15歳かそれ以下の年齢でHEDを始めた人では、骨量低下との間に意味のある関係は認められなかった。

 この結果を受けて研究リーダーであるロヨラ・メリーマウント大学教授のJoseph LaBrie氏は、「骨の健康について考えるとき、私たちはいつも運動、カルシウム、ビタミンD、喫煙について検討するが、飲み過ぎを防ぐことについても考慮する必要があるかもしれない」とコメントしている。