2018年11月08日 06:00 公開

11月8日はレントゲンの日

 医学における画像の役割を発展させるため欧州放射線学会(ESR)、北米放射線学会(RSNA)、米国放射線学会(ACR)が合同で2012年に毎年11月8日をInternational Day of Radiologyに制定した。日付はドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン(Wilhelm C. Röntgen)がX線を発見した日(1895年11月8日)にちなんでいる。国際放射線医・放射線技師学会(ISRRT)は2007年からこの日をWorld Radiography Dayにしており、日本ではレントゲンの日として関連学会などが公開講座などを催している。

 今年(2018年)6月に千葉大学病院などでの画像診断報告書の確認不足による医療ミスが報道され、電子カルテも未読のアラートが出るように改善されてきている。報道されたのは氷山の一角であり、検査の主目的以外の画像所見の見落としが日本医療機能評価機構などに多数報告されており、複数の医師が診る入院診療より1人で診る外来診療で多い。画像診断医は読影で検査の主目的以外の重大な所見を発見した場合、電話やEメールで主治医に注意喚起した方がよい。主治医は画像診断報告書を確認し自分の診断以外の重大な所見があった場合、患者に画像検査の結果を再度説明した方がよい。カルテ開示で患者や家族が画像診断報告書を入手できるようになり、裁判で主治医の過失が認定されることもあり注意が必要である。

(あなたの健康百科編集部)