2018年12月11日 公開

12月11日は胃腸の日

 師走にこの1年間を振り返ったとき、大切な胃腸に負担をかけてきたことを顧み、胃腸へのいたわりの気持ちを持ってもらいたいと、薬局・ドラッグストアなどで販売されているOTC医薬品(一般用医薬品)の業界団体である日本大衆薬工業協会(現:日本OTC医薬品協会)が2002年に12月11日を胃腸の日に制定し、日本記念日協会が認定した。日付は12と11を「いに(12)いい(11)」と読む語呂合わせからで、胃腸薬の正しい使い方や胃腸の健康管理の大切さなどをアピールする日である。

 日本ではピロリ菌(Helicobacter pylori)陽性率は50歳代では約50%と推計されており、陽性の場合1年間に胃がんが発生する率は約0.5%である。内視鏡検査または造影検査で胃潰瘍または十二指腸潰瘍がある患者、内視鏡検査で胃炎がある患者ではピロリ菌検査をする。内視鏡検査の場合は、胃の組織を用いて迅速ウレアーゼ試験・検鏡法・培養法を行う。内視鏡検査をしない場合は、抗体測定・尿素呼気試験・便中抗原測定を行う。除菌をする場合はアモキシシリン、クラリスロマイシン、プロトンポンプ阻害薬の3剤を1日2回、7日間服用させる。服用1カ月(できれば3カ月)後以降に尿素呼気試験で除菌の判定をし、除菌に失敗した場合はクラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更して二次除菌を行う。一次除菌の成功率は7〜9割である。